そんな梅雨風邪にやられたのか思考がいつもより強めに明後日の方向に。気付いたらEVO-Rの隙間を考
えてました、あれー?(汗)
ということで、せっかく浮かんだのでネタ帖代わりに一発書きをここに投下。超短いとはいえ何故いきなりエボ
ってかポコタネタを書いてみたいとか言い出したんでしょうか私の頭。梅雨風邪おそるべし(違)そして初めて出た
アニメネタが結局隙間話なのか……
ええと、一応第3話Aパートの間。Bパートは私的に一部アレだったけれども、Aパートまでなら問題なかった
ようですよこの人。というか今の所EVO-R内ではあそこのガウリイが一番お気に入りらしいです(笑)
ということで、お時間があってお気の向いた方だけに推奨。因みに本編の内容とはまったく関係有りません。
一番手近なリナの頭を目指して浮き上がったら、空中でひょいっとマントを掴まれてぶら下げられた。
リナではなくて、ガウリイに。
「なんだよ」
「ちょっと待ってな」
乱暴にやられた訳ではないけれど、猫かなにかのように吊り下げられて面白い訳がない。だから当然睨む
ぐらいする。
なのに睨んだ相手はいつもと変わりない顔で、でかい手をぬっと伸ばしてきた。
たしたし、という音を立てながら、足を軽く払われる。まず左、それから右。ガウリイの手が動くたび、俺の足か
ら土の粒が跳ね上がっては落ちていく。そっか、雨上がりだからくっつきやすくなってたんだ。
ほどなく満足したのか、足を払う手が止まる。そして今度は両手で支えて持ち上げられた。
降ろされたのは、最初に目指した頭の上で。
「ほい」
「ん」
受け止めたリナが返事ともなんともつかない声を出して、軽く首を揺らす。俺を取り巻く栗色の髪が揺れて
くすぐったい。
「うー、なんかずれてる……」
「もうちょっとこっちか?」
……髪が汚れないように払ってやって、違和感ありげな声を聞けば眉をひそめて。
どれだけ過保護なんだろう、こいつ。
そんなことを思いながら、伸びてくる二人の手をかいくぐって浮き上がる。
結局降りたのはガウリイの頭の上。
「ポコタ?」
「くすぐったかった。それにやっぱ、こっちの方が高くていい」
「なによ。どーせあたしはちっちゃいですよーだ」
むくれてさっさと歩き出すリナの背を追って、ガウリイも歩き出す。声は聞こえないけれども笑っているのかも
しれない。俺の下から微かに振動が伝わって来ているから。
そうして見下ろす俺の視線の先、でかい手がリナの頭の上に伸ばされた。
さっきまで俺がいた場所が、手のひら一枚にすっぽり覆われて掻き撫でられる。
その手はまるで誂えたように、小さな頭に馴染んだ形をしている気がして。
髪が乱れるともがくリナを構わず撫でながら、ガウリイはまた笑う。その様子を見ていると、この手が降りて
くるのなら、この場所は空けておくべきなのかもしれない、そんなことを思った。
因みにこの間ゼルはげんなりした顔で一部始終を眺めていたのだと思われる(決定事項)
そして第2巻ではずっとガウリイの頭に乗っていたポコタが第3巻ではガウリイの頭に乗っていなかった気が
するのは、やはり4話の模様を見たからなんだろうか。ええとひょっとしてさり気に見限ったんだろうかポコタ(笑)
えっと、つまるところ、リナの頭に乗る前にたしたしっとポコタの足についた泥を払ってやるガウリイが見たいな
と、そういう願望でありました。足りてない、最近ガウリナ足りてない!何もかもきっとそのせい!(笑)