食器考

　本館テキスト部屋にUPした小話を書いてるときに思ったこと。

　スレイヤーズ原作世界で一般人が目にするガラスといえば
教会のステンドグラス程度、と１５巻に明記されてるわけですが。

　ということはガラス食器も一般人は使ってないという訳ですね。

　うーん、ということは二次創作で良く見る酒場でグラスの酒を透かして、とかそういうのは
実際はないってことになるんですよね。ワイン飲むときも無論ワイングラスはないということに。
すぺしゃるでワインネタの話がありましたけど、その時はなんか器について表現ありましたっけ・・・？
手元にないので不明です。

　実際、時々出てくる食器の表現だと「木のカップ」「木皿」「素焼きのビンにコルクの蓋」
なんてのばかりで、やっぱり原作者様の中ではガラスはないってのがきちんと線引き
されてるようです。だとすると酒場でもやっぱり木とか金属、陶器のカップばかりということで、
透明なグラスがないのはちと絵的に寂しい。

　アメリアとかフィルさんのような大国の王族くらいであれば透明ガラスのグラスとかも
出てくることもあるかもしれませんね。イメージ的には銀の杯とかフォークなんかで
食事してるんだとは思いますが、たまに改まった席でお酒をたしなむ時なんかは
貴重なガラス食器を使う、といった感じで。

　原作世界は食器や小物なんかは意外と素朴なのかもしれません。しかしそれだと
あの異様なまでの料理のレパートリーや調理法の豊富さと物凄いギャップを感じるんですが（笑）
　
　あと謎なのが、リナが時々街角の屋台でジューステイクアウトして飲んでますが
あのジュース何の器に入ってるんだ・・・？持ち出していってるとこから木だの陶器だのの
カップに入ってるとは思えないんですが、紙コップだとはもっと思えない。紙は貴重だって
はっきりすぺしゃるの話に出てますから、使い捨て紙コップなんかはないはず。
このへんは今ひとつ納得いきませんが、ま、多分何かの方法で商売してるんでしょう。

　つまりここまで書いて何が言いたいかというと、香茶とか飲むときも木のカップで
済ましてたら床に落ちても割れないな困ったな、ということ（笑）本当にそれだけ。
　あれだけ食について異様に発達してる原作世界なわけですから、陶器の食器くらいは
日常的に使ってて欲しいな、美味しいごはんはちゃんとしたお皿にのってて欲しいな、と
そういう心理でありました（笑）