１０話目にしてやってくれました。
リナがいた。
ガウリイがいた。
リナがいた。
そう叫びたくなる回でした。
いや、本当にそう思ったんですよ！なんというか、前３作や原作のリナ、そしてガウリイ。
彼らがやっとここに来たよ！と、そう思わせる回でした。この日を待っていました、スレイヤーズ。
始まりは前回であっさり落とされて行方不明なワイザー。穴の底で無数に生える槍に
手錠でぶら下がって、どーしたもんかなんて余裕綽々。まあ生きてますよねワイザーさんなら。
視点は戻ってコロシアム。ズーマとオゼルとおばちゃんと。敵を見回す４人組。
そしてこれまたやっと来た。リナとガウリイ、背中合わせで会話してる。OPとEDで
出るやいなや、レボ中最たるガウリナポイントだと名高いこの姿。ようやっと本編でもお目見えです。
いやこの真横にゼルもアメリアもいて４人背中合わせなんですが、それでも嬉しいんですよ、うん。
そしてジョコンダさんいわく、このコロシアムは自分が剣で獲物と戦い殺す為の自分のコロシアムだ、と。ジョコンダのジョコンダによるジョコンダのためのコロシアムか・・・そんなもんのために領民から
税金搾り取るなよ。というか何をどうしたらそういう嗜好の領主ができあがるんだ。
原作だと、悪党やってたのはルヴィナガルド国王と国家でしたが、レボではジョコンダひとりが
それを担当することになるのかな、と。それなら一国分の悪を背負って、このくらい悪党になるのも
仕方ないのかもしれませんが、それでも無茶なおばちゃんだ。
そして向かい来るズーマにオゼルにジョコンダ。前回オゼルは３対２です、とか言ってたけれど、
ここでズーマVSリナ、オゼルVSゼル・アメに。この露払いを命じられたりする格好から見ても、
オゼルの契約者ってのはズーマである可能性が格段にアップ。そしてズーマは結局魔族と
契約してるのか、人魔なのか、それ以外なのかは相変わらず謎。
襲い掛かるズーマに竦んだと見せかけてリナの振動弾。フリだと分かっっちゃいても、竦んでる
リナがかわゆくて困る。
その時聞こえるゼルとアメリアの悲鳴。背を向けて二人の名前を叫ぶリナに、ズーマの冷静な声。
「１度見破られた手を二度使う奴はそういない」と。そう、前から見たリナ、しっかりマントの中に
呪文隠してる。リナだ、リナだよ。この敢えて同じ手で意表を突いて奇襲を狙う辺りがリナですよー！
「魔王の食べ残しとか言われてる女ですから？ムリに食べるとおなか壊すわよ」って、うん、
こういう不適な表情こそがリナですよ。本当にお久しぶり。
その頃地下のポコタとデュクリスがまたも回想に突入。タフォーラシアの木の上で、寝そべる二人を
メイドさんが探しに来て、ポコタ父、国王の突然の発病が突きつけられる。そしてみるみる広がり
無数の十字架が立つタフォーラシア・・・そこに・・・来ちゃった、来ちゃったよ。レゾー！。
ああすいません興奮が止まりません。ここまでレゾレゾ話題が出てきてましたが、回想でしっかり
レゾが出てきて動くとは思ってなかった。意味深なショットだけ写って、後は壷にまつわる
エピソードで語られる、のかと思ってたんですけど、思いっきり登場したー！まさかこんな風に
レゾを再び見る日が来るなんて・・・！個人的に、興味が尽きないんですよ、レゾって。滅ぼされるまで
どこで何やって表の世界と裏の世界でどう思われてたのか。本当に不思議なんですよね。
そして次々にクリスタルに人を封じていくレゾ。国王もクリスタルに包まれて、何故か壷を抱えて
レゾは言う。「この疫病は私でも治せません」と。うわ、すいませんレゾだと思うと何を言っても
うそ臭い（笑）自分はどんな目でレゾを見てるんだかつくづく謎。
そして「あなたがたもすでに蝕まれているようです」と言われ、体はクリスタルに、心は今の体に
移されるポコタとデュクリス。あ、やっぱり本体はタフォーラシアにあるんだ。てことは、封印が
解ければポコタとデュクリスは戻れるって前提なんだろうか。それもどこまで信頼できるか怪しいけど。
だって壷を抱えて深刻そうな口調のレゾは、なんか信頼できない匂いがぷんぷんしてますよ（笑）
あの壷の力で俺たちは・・・と、現在のポコタ。いつのまにかレゾが凄いって話から壷が凄いって
話になってる？だから結局壷は何なんだよ・・・そんな中に天井からワイザー出現。ん、やっぱり
こういうシーンに乱入するには天井からですね（笑）
コロシアムに戻ってみれば、ポップコーン（大）頬張りつつ高みの見物のゼロス。面白いカードですね
オッズはいくらでしょう？なんていってますが、うん、興味深い。とりあえずオッズが低いのは
やっぱりズーマとリナ、ダントツで大穴はおばちゃんでしょうね。
オゼルはやはり礼儀正しい戦闘マシン。「ご注意ください」とゼルとアメリアに襲い掛かる。あ、
個人的ゼルの３大呪文のひとつダグ・ハウト出た。この中で精霊魔法／物質がまともに効きそう
なのはオゼルだけですもんね。そしてアメリアの最たる呪文ヴィスファランクも発動。しかしオゼルは
冷静に首を外して拳を回避「そんなの卑怯ですよ～」「これは、失礼を」って、アメリアとオゼル。
丁寧語で応酬する戦闘シーンって結構珍しいよ楽しいよ（笑）
その傍らでは、ズーマ、影縛り（シャドウ・スナップ）を打ってリナを足止め、ああ、またズーマの
イメージに合う呪文が出た。というか実は原作でもこれ使って欲しかったんですよね、影とか闇とか
専門な感じで。案外原作ズーマって火炎球とか炎の矢とか地道な呪文が多くて、闇とか影は
あくまで補助だったんですよね。だから映像で見られて嬉しいですよ。つか、なんでこんな
本筋に関係ないところで喜んでるんだか自分。
リナ、影縛り（シャドウ・スナップ）の対処には明かりが原則！と見せかけて火炎球。うん、
火炎球の光でも照らされて消えるから行動可能。今回も呪文は正しいぞ。
ズーマはやったと思えば地精道で地面に潜ってたのか？無事。原作！原作っぽいよ２人とも！
こちらでは忘れてはならないガウリイ。殺る気満々のジョコンダにやる気ゼロのガウリイ。けれど
殺られる気もまたゼロで、ゴーレム石剣のなまくらでも裾を切り裂きペチコートが覗くジョコンダ。
止めとこうぜ、女を斬る趣味はねーんだよ、と本気で面倒そうなガウリイ。あー、ガウリイならそういう
主義持ってるわな。ちなみに、女性体でも魔族なら普通に斬ってましたから、ノーカウントなんですね。
そして…「５人目の夫に相応しい」とか言い出すジョコンダに、「夫ぉ！？」と耳超巨大化までして
叫ぶリナ（笑）対ズーマの時にすら聞こえたのか聞こえるのかー！とTVの前でかなり爆笑。だって
NEXTでもTRYでもなかったよこんな顕著な反応（笑）レボ、いきなりこんなにいい反応持ってくるか！
今まで足りなさ過ぎた分をここで取り返そうっていう魂胆ですか？（笑）
因みに「これまでの４人の夫も素晴らしい剣士で・・・このコロシアムで散った」とか。あの、
ジョコンダさん、散らすなら結婚する意味どこにあるんですか？（笑）ガウリイ、勿論速攻断固拒否。
ガウリイを気にしつつも、ズーマは惚れたはれたには付き合ってくれないので、冷静に魔力吸収の
霞を発動。え、やっぱりこれは虚霊障界（グーム・エオン）なの。原作登場では防御呪文ですが、
レボでは補助呪文としての役割に拡大されてるんですね。ま、確かに絵にはなります。微妙に
納得いかんものもありますが。
またも視界と魔法が奪われる中、辺りを気にするリナへ、ズーマの声。
「やはり仲間の様子が気になるようだな」と。うん、実は仲間を気遣うのがリナなんですよ。
そしてここで後編へ。前編、これだけの動きがあるのに一瞬に感じさせられました。
アイキャッチ、目を閉じて光を手の中に抱くリナ。うわ、すいません今までアイキャッチにはいちいち
コメントしなかったけど、これ素敵過ぎる。魔法使ってる時のリナ、こんな風に見えるのかな、と
想像してた通りの絵。稀代の魔道士リナ＝インバースがここにいる。滅茶苦茶イメージ通りです。
後編のアイキャッチは、是非、対でガウリイを望む。
