更新履歴、雑記、お知らせ、メールフォームお返事等を集約。雑記は折り返し以降シリーズ全般のネタバレ満載となっております。ご注意ください。
今更ながら、スレイヤーズコミックの塊、レジェンドの感想。
というより新作「ファルシェスの砂時計」への叫びを。ひたすら長くねちっこく。
スレイヤーズレジェンドには原作イラストを担当したあらいずみるい版(リナとガウリイの日常を描いたもの)、
ロスト・ユニバースの原作イラストを担当した義仲翔子版(原作第1部のコミック化)、
そして唯一の新作「ファルシェスの砂時計」旭版(4人組+ルーク・ミリーナのエピソード)が収録。
その他、レジェンドには収録されませんでしたが「水竜王の騎士」や「すぺしゃる」「ぷれみあむ」の
漫画版なんかもあるわけで、スレイヤーズはコミック化も結構されてるんですよね。
しかしスレイヤーズコミックとして思い浮かべるのはやはりあらいずみ版、義仲版のわけで、
既に全部読んでるけど、この2つが雑誌2冊分で全て手に入るならお得だ買いだ!
新作が付いてくるならなお良し!とそんな感じで本屋に走りました。
その新作がまさかあんなに想像を超えるとは思わなんだ。
というより新作「ファルシェスの砂時計」への叫びを。ひたすら長くねちっこく。
スレイヤーズレジェンドには原作イラストを担当したあらいずみるい版(リナとガウリイの日常を描いたもの)、
ロスト・ユニバースの原作イラストを担当した義仲翔子版(原作第1部のコミック化)、
そして唯一の新作「ファルシェスの砂時計」旭版(4人組+ルーク・ミリーナのエピソード)が収録。
その他、レジェンドには収録されませんでしたが「水竜王の騎士」や「すぺしゃる」「ぷれみあむ」の
漫画版なんかもあるわけで、スレイヤーズはコミック化も結構されてるんですよね。
しかしスレイヤーズコミックとして思い浮かべるのはやはりあらいずみ版、義仲版のわけで、
既に全部読んでるけど、この2つが雑誌2冊分で全て手に入るならお得だ買いだ!
新作が付いてくるならなお良し!とそんな感じで本屋に走りました。
その新作がまさかあんなに想像を超えるとは思わなんだ。
「ファルシェス」は前情報からルーク・ミリーナが登場ということは知らされてました。
丁度発売日の7月28日は、アニメREVOLUTION開始から既に4話が放映済み。スレレボには
原作第2部の内容が含まれるらしい、という情報が放映前からあったものの、ルーク・ミリーナは
全く登場せず、「ファルシェス」が正真正銘この2人の最初のメディアミックス登場となりました。
いやぶっちゃけですね、旧作スレコミックの塊を作るに当たって、オマケ要素がないといけないから
無理やり目新しくなるように、メディアミックスの基本4人組+ルクミリ話を適当に作って入れる気じゃ
ないだろうな・・・と危惧してた部分があったのですが。そんなことなかった。
これ描いた人から物凄いスレマニアの匂いがする。
いや本当になんですかこれ!キャラを把握しきってるすぺしゃるの地味な話にたった一度出てきた
アイテムと設定が盛り込まれてる原作の設定を全て利用し新解釈まで加えてるけど違和感が無い
どんだけ読み込んでるんだこのひと!と読みきった瞬間絶叫して脱帽ですよ!いやほんとに
危惧して失礼を致しました!全力で降伏させていただきます。
何よりもルークですルーク。完全にこの話の中核。ミリーナとの関係、魔法をアイテムに込める特殊技能、
魔王を背負ってるという設定。それら全てを利用して生まれたのが「ファルシェス」です。
ミリーナとの会話、リナやアメリアとの会話、戦闘時の能力、それら全てがルークのものとして全く違和感が
無い。そして、終盤の「1人の女が俺に生きろと言った」この台詞にきっとルークの全てが集約されています。
第2部をすべて読んでいれば、この台詞がどれだけ重いものか。そして、ミリーナの最期の台詞が
「ヒトを嫌いにならないで」であることを思い出すと、この「1人の女」の台詞の直前、ルークが人間という
生き物に不信を抱いたままであることを明言している台詞の時に、ミリーナの辛そうな顔が重なるのが
本当に凄い。ルークの人間への不信が下敷きになった上でのミリーナとの関係。それがどれだけ
特別なものか、描ききられたシーンです。
「ファルシェス」が出た瞬間から、ルークの株はきっと滅茶苦茶に上昇してるに違いない。
対になるミリーナは原作イメージに、柔らかさ女性らしさが表現された感じです。けどこれも違和感が
ない。元々ミリーナの言葉遣いは至極女性らしいです。「何々かしら」「そうしてあげて」など、丁寧語じゃない
女性キャラの中では一番言葉が正しくて柔らかい。だからビジュアル化したらきっとこんな感じ。
「ファルシェス」の中核となったルークの後ろに常にその存在があって、ミリーナなしでのルークは
ありえない、ということがきちんと分かります。ノアに語りかける言葉、全部終わった後のルークとの会話、
そういうシーンを見ても、前面ではなく、背後にしっかりと存在している、それがミリーナだとつくづく思います。
そしてこの2人の関係が、ランザムとルルの姿に重なって描かれる。ルークとミリーナを知っているから
「ファルシェス」の内容がより重く感じさせられる仕掛けになっている。
これまで一切のメディアミックスが行われなかったルーク、そしてミリーナがここまで完璧に登場したことに
本気で驚愕した人はきっと多い筈。
正直リナ・ガウリイ・ゼルガディス・アメリアの4人はご存知の通りメディアミックスされ尽くしてますから、
見てる方としては、多少イメージに合わないものが出てきても、受け流す準備が既にできてるんですよね。
特にアメリアなんて本気で作品ごとに千差万別。だから「ファルシェス」でいきなり色気担当になってても
「ま、これまでも色々違ってたからな・・・」で目を逸らせないこともない。それでもここまで読み込んでて、
しかも珍しく原作のアメリアとして登場した彼女になんで超ミニスカ穿かせたのかは疑問ですけれど。
ご本人の作風とか色々あるんでしょうけど、ここまでスレイヤーズを描きつくしたのなら、そこは留まって
欲しかった。
しかし、それ以外の点ではこれまた本当にアメリア。後半、叔父と従兄弟を回想しながら
叫ぶアメリアには拳を握りました。この回想、この台詞を叫ぶ為に「ファルシェス」のアメリアは原作の
彼女として描かれたのかもしれません。原作以外でリナを「リナ」と呼ぶアメリアも多分初登場です。
ゼルガディスは「ファルシェス」ではあまり出てきません。しかしちゃんと居ます。終盤の
「お前も生きて一度彷徨ってみたらどうだ」はあまりにもイメージどおりで興奮しました。
ゼルは大事な時には結構明確にこういう台詞を吐くキャラだと思うんです。決して黙って思考している
だけではない。このシーンだけでゼルの描かれ方は個人的には充分です。
そしてリナとガウリイ。「ファルシェス」を語るに当たっては、この2人は切り離して呼べない。
この2人の距離感、そしてガウリイの描き方がつくづく理想的だったもので。
この辺の描き方が、並行して見てたレボとは数段違う。無論「ファルシェス」が上。この話では
ガウリイの剣は魔力剣じゃない普通の剣です(リナのモノローグ、そして剣のビジュアルから判断して)
レボでは「ただの剣しか持ってない時は役立たず」という描き方をされてしまっていて、違わい!と
叫びたくなることが多々あるのですが、「ファルシェス」はそんなこと全く関係ないことを見せてくれました。
原作ガウリイは戦闘時には最前線で敵の前に立ち塞がり、撃墜し、仲間の壁役となる能力の持ち主です。
「ファルシェス」ではきちんとそれが描かれました。そして何よりも、常にリナの隣にいる。戦闘時は
リナが危ないと分かっている状況であれば、庇うのが当たり前だと思って動いている。それに、後半冒頭の
「リナとノアを守りながら戦えるかどうか」というモノローグ。ここでリナだけでなく非戦闘員のノアについても
きちんと言及してるのが、必要なことは何一つ見落としてないのが分かって嬉しい。
そしてボケてるけど頭は悪くない、という描かれ方が素晴らしすぎる・・・要所要所で方向性を決める台詞を
吐き、リナが全部一人で背負わなければ、と感じているのを全て察し、何も言わないリナに
「一人で背負わなくていい」と繰り返し、最後の決着は2人で付け、重荷を背負う。原作第2部で明確にされた
ガウリイの姿勢が正面から描かれました・・・本当に素晴らしいの一言です。
リナは、後半戦はまともに魔法が使用できない中、アイテムと知識、判断力を駆使して立ち向かいます。
だからこそ唯一唱えたクライマックスの神滅斬が際立ちました。リナについても、魔法が使えなければ
役立たず、という姿にされなくて本当に嬉しかった。攻撃できなければ防御、そして攻撃はガウリイ達に
一任、という判断。この冷静さと判断がリナの能力のひとつです。最もこれは全てガウリイを始めとする
仲間がいるからできることで、一人ではどうしようもない。仲間がいる、ということ前提で動いていくのが
パーティ戦の基本。そして一人で戦う訳でないのに、最後の決着は自分が付けて重荷を背負ってしまう、と
なりがちなのがリナですが、この話のリナの思考もまさにそう。そこにガウリイがいる、ときちんと描かれた
「ファルシェス」にはつくづく脱帽です。
ついでに個人的に嬉しかったポイント。前半のルークの地撃崩斬(ブレードハウト)使用です。
これもすぺしゃるに多分1度だけ出てきた魔法。えんさいくろぺでぃあに「魔法戦士は覚えると便利」
って書いてあるのを見て、ゼルかルークが使わないかなーと期待してたら出てこなかったのが、
こんな所で見られました。正直ガッツポーズ取りました。こんなんで喜んでるのも自分くらいかと思いますが。
あと、今までルークがリナに何て呼びかけてるのか不明だったのですが、これを読んで固まりました
「リナ」ですね。原作では「リナさんよ」とかそういう揶揄するような時にしかルークが名前を出していなくて
あんまりまともに呼んだことがないんです。ガウリイに対してもそう。このへんが、名前で呼び合っていた
ゼルやアメリアと違って、仲間として距離感を感じさせるところでした。最終巻でリナが「ルークとミリーナの
フルネームすら知らなかった」と言うシーンがありますが、原作はこれを言わせるため、フルネームを敢えて
出さなかったであろうと同時に、ルーク、ミリーナからなるべく名前を呼ばせないようにしてたのかな、と
勝手に思っています。「ファルシェス」でやっと呼びかけのイメージが固まりました。
もう「ファルシェス」読んでつくづく叫びたいことはこれ。
これ劇場版でやりませんか。スレアニメ5期などで、TVでルーク・ミリーナが出てくることが
ないのならば、2人が映像化されるチャンスはもはや殆どありません。以前からもこの2人の
映像化された姿を見たいという声は高かったです。完成度、ストーリーの長さからいっても、
すごく劇場化向きだと思いますし、ルーク・ミリーナが映像化されるとしたら、この話でやって欲しいと
思う読者は結構いるんじゃないでしょうか。少なくとも私は絶対に見に行きますとも。
いや、本当に、想像を超えていました。原作本編もアニメも全て終了したと思われていて、
一旦落ち着いていたスレイヤーズ。まさか今これだけのものが読めるとは思いませんでした・・・
元々コミック版にはそんなに期待していなかったのですが、すみませんもうそんなこと言いません。
ねじ伏せられました全面的に降伏です。本当に、まだ読んでいない方には是非お勧めしたい。
ひたすら長いですが、まだまだ語りつくせません。読んで良かった・・・!
丁度発売日の7月28日は、アニメREVOLUTION開始から既に4話が放映済み。スレレボには
原作第2部の内容が含まれるらしい、という情報が放映前からあったものの、ルーク・ミリーナは
全く登場せず、「ファルシェス」が正真正銘この2人の最初のメディアミックス登場となりました。
いやぶっちゃけですね、旧作スレコミックの塊を作るに当たって、オマケ要素がないといけないから
無理やり目新しくなるように、メディアミックスの基本4人組+ルクミリ話を適当に作って入れる気じゃ
ないだろうな・・・と危惧してた部分があったのですが。そんなことなかった。
これ描いた人から物凄いスレマニアの匂いがする。
いや本当になんですかこれ!キャラを把握しきってるすぺしゃるの地味な話にたった一度出てきた
アイテムと設定が盛り込まれてる原作の設定を全て利用し新解釈まで加えてるけど違和感が無い
どんだけ読み込んでるんだこのひと!と読みきった瞬間絶叫して脱帽ですよ!いやほんとに
危惧して失礼を致しました!全力で降伏させていただきます。
何よりもルークですルーク。完全にこの話の中核。ミリーナとの関係、魔法をアイテムに込める特殊技能、
魔王を背負ってるという設定。それら全てを利用して生まれたのが「ファルシェス」です。
ミリーナとの会話、リナやアメリアとの会話、戦闘時の能力、それら全てがルークのものとして全く違和感が
無い。そして、終盤の「1人の女が俺に生きろと言った」この台詞にきっとルークの全てが集約されています。
第2部をすべて読んでいれば、この台詞がどれだけ重いものか。そして、ミリーナの最期の台詞が
「ヒトを嫌いにならないで」であることを思い出すと、この「1人の女」の台詞の直前、ルークが人間という
生き物に不信を抱いたままであることを明言している台詞の時に、ミリーナの辛そうな顔が重なるのが
本当に凄い。ルークの人間への不信が下敷きになった上でのミリーナとの関係。それがどれだけ
特別なものか、描ききられたシーンです。
「ファルシェス」が出た瞬間から、ルークの株はきっと滅茶苦茶に上昇してるに違いない。
対になるミリーナは原作イメージに、柔らかさ女性らしさが表現された感じです。けどこれも違和感が
ない。元々ミリーナの言葉遣いは至極女性らしいです。「何々かしら」「そうしてあげて」など、丁寧語じゃない
女性キャラの中では一番言葉が正しくて柔らかい。だからビジュアル化したらきっとこんな感じ。
「ファルシェス」の中核となったルークの後ろに常にその存在があって、ミリーナなしでのルークは
ありえない、ということがきちんと分かります。ノアに語りかける言葉、全部終わった後のルークとの会話、
そういうシーンを見ても、前面ではなく、背後にしっかりと存在している、それがミリーナだとつくづく思います。
そしてこの2人の関係が、ランザムとルルの姿に重なって描かれる。ルークとミリーナを知っているから
「ファルシェス」の内容がより重く感じさせられる仕掛けになっている。
これまで一切のメディアミックスが行われなかったルーク、そしてミリーナがここまで完璧に登場したことに
本気で驚愕した人はきっと多い筈。
正直リナ・ガウリイ・ゼルガディス・アメリアの4人はご存知の通りメディアミックスされ尽くしてますから、
見てる方としては、多少イメージに合わないものが出てきても、受け流す準備が既にできてるんですよね。
特にアメリアなんて本気で作品ごとに千差万別。だから「ファルシェス」でいきなり色気担当になってても
「ま、これまでも色々違ってたからな・・・」で目を逸らせないこともない。それでもここまで読み込んでて、
しかも珍しく原作のアメリアとして登場した彼女になんで超ミニスカ穿かせたのかは疑問ですけれど。
ご本人の作風とか色々あるんでしょうけど、ここまでスレイヤーズを描きつくしたのなら、そこは留まって
欲しかった。
しかし、それ以外の点ではこれまた本当にアメリア。後半、叔父と従兄弟を回想しながら
叫ぶアメリアには拳を握りました。この回想、この台詞を叫ぶ為に「ファルシェス」のアメリアは原作の
彼女として描かれたのかもしれません。原作以外でリナを「リナ」と呼ぶアメリアも多分初登場です。
ゼルガディスは「ファルシェス」ではあまり出てきません。しかしちゃんと居ます。終盤の
「お前も生きて一度彷徨ってみたらどうだ」はあまりにもイメージどおりで興奮しました。
ゼルは大事な時には結構明確にこういう台詞を吐くキャラだと思うんです。決して黙って思考している
だけではない。このシーンだけでゼルの描かれ方は個人的には充分です。
そしてリナとガウリイ。「ファルシェス」を語るに当たっては、この2人は切り離して呼べない。
この2人の距離感、そしてガウリイの描き方がつくづく理想的だったもので。
この辺の描き方が、並行して見てたレボとは数段違う。無論「ファルシェス」が上。この話では
ガウリイの剣は魔力剣じゃない普通の剣です(リナのモノローグ、そして剣のビジュアルから判断して)
レボでは「ただの剣しか持ってない時は役立たず」という描き方をされてしまっていて、違わい!と
叫びたくなることが多々あるのですが、「ファルシェス」はそんなこと全く関係ないことを見せてくれました。
原作ガウリイは戦闘時には最前線で敵の前に立ち塞がり、撃墜し、仲間の壁役となる能力の持ち主です。
「ファルシェス」ではきちんとそれが描かれました。そして何よりも、常にリナの隣にいる。戦闘時は
リナが危ないと分かっている状況であれば、庇うのが当たり前だと思って動いている。それに、後半冒頭の
「リナとノアを守りながら戦えるかどうか」というモノローグ。ここでリナだけでなく非戦闘員のノアについても
きちんと言及してるのが、必要なことは何一つ見落としてないのが分かって嬉しい。
そしてボケてるけど頭は悪くない、という描かれ方が素晴らしすぎる・・・要所要所で方向性を決める台詞を
吐き、リナが全部一人で背負わなければ、と感じているのを全て察し、何も言わないリナに
「一人で背負わなくていい」と繰り返し、最後の決着は2人で付け、重荷を背負う。原作第2部で明確にされた
ガウリイの姿勢が正面から描かれました・・・本当に素晴らしいの一言です。
リナは、後半戦はまともに魔法が使用できない中、アイテムと知識、判断力を駆使して立ち向かいます。
だからこそ唯一唱えたクライマックスの神滅斬が際立ちました。リナについても、魔法が使えなければ
役立たず、という姿にされなくて本当に嬉しかった。攻撃できなければ防御、そして攻撃はガウリイ達に
一任、という判断。この冷静さと判断がリナの能力のひとつです。最もこれは全てガウリイを始めとする
仲間がいるからできることで、一人ではどうしようもない。仲間がいる、ということ前提で動いていくのが
パーティ戦の基本。そして一人で戦う訳でないのに、最後の決着は自分が付けて重荷を背負ってしまう、と
なりがちなのがリナですが、この話のリナの思考もまさにそう。そこにガウリイがいる、ときちんと描かれた
「ファルシェス」にはつくづく脱帽です。
ついでに個人的に嬉しかったポイント。前半のルークの地撃崩斬(ブレードハウト)使用です。
これもすぺしゃるに多分1度だけ出てきた魔法。えんさいくろぺでぃあに「魔法戦士は覚えると便利」
って書いてあるのを見て、ゼルかルークが使わないかなーと期待してたら出てこなかったのが、
こんな所で見られました。正直ガッツポーズ取りました。こんなんで喜んでるのも自分くらいかと思いますが。
あと、今までルークがリナに何て呼びかけてるのか不明だったのですが、これを読んで固まりました
「リナ」ですね。原作では「リナさんよ」とかそういう揶揄するような時にしかルークが名前を出していなくて
あんまりまともに呼んだことがないんです。ガウリイに対してもそう。このへんが、名前で呼び合っていた
ゼルやアメリアと違って、仲間として距離感を感じさせるところでした。最終巻でリナが「ルークとミリーナの
フルネームすら知らなかった」と言うシーンがありますが、原作はこれを言わせるため、フルネームを敢えて
出さなかったであろうと同時に、ルーク、ミリーナからなるべく名前を呼ばせないようにしてたのかな、と
勝手に思っています。「ファルシェス」でやっと呼びかけのイメージが固まりました。
もう「ファルシェス」読んでつくづく叫びたいことはこれ。
これ劇場版でやりませんか。スレアニメ5期などで、TVでルーク・ミリーナが出てくることが
ないのならば、2人が映像化されるチャンスはもはや殆どありません。以前からもこの2人の
映像化された姿を見たいという声は高かったです。完成度、ストーリーの長さからいっても、
すごく劇場化向きだと思いますし、ルーク・ミリーナが映像化されるとしたら、この話でやって欲しいと
思う読者は結構いるんじゃないでしょうか。少なくとも私は絶対に見に行きますとも。
いや、本当に、想像を超えていました。原作本編もアニメも全て終了したと思われていて、
一旦落ち着いていたスレイヤーズ。まさか今これだけのものが読めるとは思いませんでした・・・
元々コミック版にはそんなに期待していなかったのですが、すみませんもうそんなこと言いません。
ねじ伏せられました全面的に降伏です。本当に、まだ読んでいない方には是非お勧めしたい。
ひたすら長いですが、まだまだ語りつくせません。読んで良かった・・・!
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