第９話感想（前編）

今回はいきなり情報過多な感じですよ！



 

いきなりジョコンダ城でジョコンダとデュクリスが魔道戦車の製造現場を高みの見物中。
なんか製造員の皆様の作業服が普通に現代のツナギっぽくて、ここだけ見るとロスユニの世界に見えた。
「まずは沿岸諸国のリハードに一番安価な魔道戦車を、そうしたら周囲の国はより高価なものを求める。
そうすればパワーバランスは一変する・・・」と壮大なことを言いだすジョコンダ。
このリハードという国、確かすぺしゃるの「ミッション・ポシブル」で隣のセレニアスという国と
延々諜報戦やってる仲悪い国でしたねー。すぺしゃるネタ多いな、レボ。

さて前回で思い切り逮捕されたリナご一行（除ポコタ）は平和に軍の護送車で
ジョコンダ城までご連行。なんか上をゼロスがすーっと飛んでキラキラと消え去りますが
そんなめんどくさいことしなくてもずっと乗ってりゃいいのにと突っ込む。
そして護送車から降り立つリナを取り囲むジョコンダ領の兵士達。なんか一目見ただけで怯えてます。
そんな様子に呆れるリナに手下のニャンコ（ゾランか）がお前が凶暴で凶悪だからだー！と
反論しまくってますが、すいません、正直声の甲高さがあまりにもかわゆくてどうしようかと。
猫キャラでその声の可愛さは反則だ。

もーあたしだってこれで暴れはしないわよ。といいつつバーストロンドをぶっ放すリナ。しかしでかいよ
このバーストロンド。もうちょっとささやかな火の玉ぐらいにしといてあげましょうよリナ。
さていきなり無茶なおどしかけるリナにワイザーさんのスリッパ炸裂する。あの、このスリッパ、なんか
ピンクでもふもふしてウサギっぽくて耳付いてるんですけど。むしろ室内履き（笑）ひょっとしてレボで
初めてスリッパ出た瞬間？だとしたら伝家の宝刀の初披露をポコタに続きワイザーに取られた形に
なるんですけど、こっちは笑って流してやるのね、リナ（笑）

さて場面変わってリナ逮捕をジョコンダの御前で報告のワイザーとゼロス。即刻首を刎ねてしまえ！と
いうジョコンダ、「リナさんたちはわざと捕まって城の中を探る気ですよ」とあっさり言うゼロス。そして
「ルヴィナガルド国そのものが、いや周辺の国まで小娘にやられる魔道戦車の能力を疑ってる」と
白々しく言い出すワイザー。何ですかこのうわべを塗り固めた会話の応酬（笑）同席者が居たらさっさと
逃げ出しそうなくらいの居心地の悪さを醸し出してるんですけど。

そして「小娘と魔道戦車を戦わせましょう。３日目に本国から視察が来ます」とワイザー、そんな話は
聞いてないと怒鳴るジョコンダ。すると腹黒い二人、「お役所仕事で滞ってるのでしょうなあ」
「それはいけませんねえ」なんていってます。うわーお役所仕事のプロだからこそ言える台詞だよ
白々しいよ！と妙に喜ぶ。なんだこの嫌な所で分かり合ってるひとたちは。

そしてワイザー、続けざまにジョコンダへの容疑をひとつ投下。
「隣国タフォーラシアが疫病に見舞われたとき、援助物資が消えた」とのこと。え、援助物資あったのか？と
ちょっと驚く。だって沿岸諸国連合ってやたらと仲悪くてごたごたしてるんじゃなかったでしたっけ。
だから隣国が疫病で滅びそうなんてことになってたら喜んで滅びを見守るのではと。意外と優しい国なのか
ルヴィナガルド王国。いや、ここ自体林業で細々と食いつないでたと思えばいきなり凶悪な生物兵器に
成り下がる王が納めてた国だから、そもそも優しいイメージなんか全くないんですけど。そもそも、
スレイヤーズの国家間でそんなことやるのか？せいぜい恩を売りつけようとしてたとかしか思いつきません。
どこが出したんですか援助物資。…・・・と、ジョコンダのことは忘れてそっちを考え込む。

そんな謎を投下するだけ投下して一礼して御前を去るワイザーにゼロス。仲良い振りして並んで歩きながら
ゼロスの言葉「僕は嘘をつきませんけれど貴方は平気で嘘をつく」とか。ワイザーさんは嘘くさいことしか
いいません。しかしやっぱ魔族は嘘を吐けない体質に出来てるのかしら。
そんなこといいながら、いきなりワイザーを奈落の底へ落とすゼロス。「どうせならもう少し引っ掻き回して
もらいます」とか。あの、誰か見てたらどうするんですか。遊びはもっとこっそりやりましょうよゼロス。

さて、そのころリナたちは牢屋で座ってます。しかし一目見た瞬間突っ込む。４人全員同じ牢に入れて
良いのかよ、と。全員バラバラに入れて、相手は魔道士なんだから猿轡は必須だろ！手錠も取ってしまって
大丈夫かよ力をあわせて脱走するに決まってるだろ！と思わずジョコンダ城の皆様の甘さに涙する。
そんな、いかにもとりあえず牢に放り込んだだけで終わらんでも・・・あ、ここが一番お役所仕事の部署か（笑）

見張りは居てもそんな気軽な拘留なせいで、これからどーしょーと普通に話してるリナたち。声すら
潜めようとしてませんな（笑）ポコタ待ちかなあてになるかなーと普通に喋ってます。

そこに訪ねてきたのはオゼル。あーなんか久しぶりだ美人さんだー♪とTVの前で喜ぶ。いやほんとに
久しぶりだよオゼル。そりゃリナも「おばちゃんの後ろに居た」くらいしか覚えてないよ。
身構える一行。そして、いつもの癖で剣を取ろうとして、取り上げられてたことを思い出すガウリイ。
「剣がないとなんもできん人は下がってろー」「何かオレ役立たずだ・・・」とか言われて膝を抱えて泣く
ガウリイ。あんた、剣がないとどれだけ不安なんだ・・・しかしそんなこと言っておきながらのリナの台詞。
「そのうちたっぷりと活躍してもらうから！」に期待が高まる。いや、期待して良いんですよね！？
頼むから早く人間離れしたガウリイの白兵戦を見せてくれ・・・！そのためのズーマでしょう？ね？

と、そこで頭が一杯になったところでオゼルに戻る。「あんたあたしたちの敵でしょ？」のリナの言葉に
やたら考え込むオゼル。ん？ん？と考え込んでたらいきなり頭部が大回転・・・って、え？まさかこの
パターンは・・・と思ってたら、やっぱり首取れた。オゼル人形かい！！とTVの前で突っ伏すよ！
「あらあらわたくしとしたことが・・・」とか可愛く言ってみても脱力感で一杯ですよ！
だっててっきり魔族のひとだと思ってたのに！または人魔だと思ってたのに！なんでいきなり人形
なんですかオゼル！！なんか色々頭の中が覆ったじゃないですかー！！と身悶える。
え、でもていうことは「人形なら操ってる奴がいるはず」とかいう台詞を聞くと、操り手はジョコンダなんだか
ゼロスなんだか。またはデュクリスなんだかレゾなんだか。ああもう皆怪しい。しかしこれだと、名前の
付けからして作成者はレゾ？レゾの遺産なのかオゼル。だとしたら何かまともっぽもの作ってるよレゾ。
何故かあのひとはエグイものかくだらないもの作って喜んでるイメージがある。予想するだけ無駄な気が
しますけどね！

そんなオゼルからついにレゾの名前が飛び出す「赤法師レゾの魂が眠る壷を探し出し打ち砕いてほしい」
って、またよく分からんアイテムが出てきた。レボはある意味アイテム中心に話が回ってるからなあ。
ここでゼル、レゾの名前にぴくっと反応。ああやっと大きめに反応してくれた。リナは驚きの声を上げただけ
ですが、ゼルはオゼルに走りよりましたからね。今までの貴方はあっさり流しすぎでした。因縁からしたら
そりゃゼルが一番反応しないとおかしいんですよ。やっとすっきり。

壷に何が入ってるか知りませんが、本当にレゾの魂が入ってたりしたら、ゼルとどんな会話をするのか
是非聞きたい。滅茶苦茶ゼルが非難するのか、それとももはやレゾ個人への恨みは突き抜けてしまって
いるのか、本当に知りたい。ゼル、魂だけになったレゾならもう流石にいじめられませんから、今なら
言いたかったことを全部ぶちまけてください。あなたちゃんとレゾの目を見て話したことなかったでしょ、絶対。
と、タフォーラシアの封印よりもそっちのほうが気になって仕方ない。見たい聞きたい！

そんな風に妄想の種を植え付けられたところで後編へ続く。