第１１話感想（後編）

　第１１話、後半突入。
　

　　野郎３人が一部屋に不平等に寝てる姿を見たところで、明けて朝。ワイザーさん
大変だー！とパジャマナイトキャップの完璧な寝巻き姿でリナアメ組の部屋のドアを叫び開ける。
そしてお約束に「乙女の部屋に何しとるかー！」と飛んでくるリナの枕。うん乙女部屋に
突撃するのはいけません。しかし「誰が乙女だ！」とかワイザーさん突っ込んでますが、
実は紳士だ。だって乙女部屋はちゃんとベッド２つあってしかもリナは黄色、アメリアはピンク、と
パジャマまで用意されてる（笑）野郎部屋とは偉く扱いが違います。そしてワイザーさんは個室だった模様。
　ところで鍵もかけずに寝てたんですか乙女部屋。何とはしたない。

　ワイザー、廊下に出てきた一行に「部下からの知らせがあった！」とか言ってますが
いたのか、部下（笑）個人プレーが信条ではなかったのか。

　ルヴィナガルドでも１０に入る町でジョコンダ領であるため軍備もちゃんとしてたブロッコロ？の町、
ザナッファーで壊滅。そしてマルクスラ？シューラス？といった町も壊滅した模様。町がまともに壊滅ってのは
アニメではコピーレゾにやられて以来なかったケースでしょうか。惨状を目で見て、歯噛みする一行。
　そしてその大元のザナッファーを眺めてデュクリス。こいつを大勢作って周囲の
国々に復讐を・・・と燃えてますが、それを眺めるゼロス「だから量産は困るんですよね」と突っ込み。
うん、前半でも一緒に飛びながら「魔族の僕としてはああいうのを量産されるとちょっと」と既に明言
してましたしね。面と向かって。しかしゼロスが魔族、ってレボではいまのところ明言してなかった気が
しますが、デュクリスは聞いても別に動揺してなかった模様。ゼロス、結局どこまで情報開示して
ジョコンダ城にいたのか今ひとつ不明です。

　そして「なぜそこまでこだわるんです？」のゼロスの問いに、「レゾ様だけが俺たちを助けてくれた・・・
周囲の奴らは物資を送るだけ、何処に届いたかも確認していない。セイルーンですら欺瞞に満ちた国、
助けたという名目だけで満足した」とその理由を語る。えーと、ひょっとしてレボは現代的なテーマを
扱おうとしてるのでしょうか。物資を送るだけで名目だけで満足した・・・というのは現代人なら色々と
耳が痛いところです。正直スレ世界にこういう諸国の相互扶助という倫理があるのかは未だに疑問
なのですが。現代の倫理では気が咎めます。
　
　視点は戻って、リナ達。足跡が大きくなっている・・・！と歯噛みするゼルにワイザー。このままだと
人を取り込み続け成長し続けるだけだ、先回りして止めなくては！と気を高めるも、宛はなし。
という訳でザナッファーの足跡を追うしかない一行。ポコタは複雑な表情で口数も殆どなくなっている。

　そしてその夜。追跡行の一行は野宿。ガウリイは相変わらずいびきでゼルは座り寝でアメリアは
やたら正しい寝相で横たわってる・・・と思ったらやっぱりここでポコタは離脱を図る。森へ走り出すも
そこにリナがふわりと飛んできて先回り。ま、バレてます。だからさっきの野宿シーンでもリナは珍しく
寝相良くうずくまって寝たふりしてました（笑）このときの呼びかけが「王室御用達愛玩動物」っていうのが
何となく久しぶり。

　ここからのリナさんが男前で嬉しかった・・・「デュクリスは俺の友達だ！俺の国だ、俺の責任だ！」と
叫ぶポコタにリナの「こっちはもう両足どっぷり浸かってんのよ！」という声。そして続く一喝、
「あんた一国の王子なんだったら、ザナッファーを倒せる確立の高い方を選びなさい！」って
ああリナだ・・・！感情で突っ走るんじゃなくて勝てる道を探せ！というこの姿勢が大好きだ・・・！
確立の高い方を選べ、と理性と計算に訴えかけようとするあたりがもう・・・！

　そして繁みに潜んでた４人も参戦表明。「力を貸してくれ！」と頭を下げるポコタ。そして続くリナの声。
「ザナッファーを倒すのに協力はするのはいいけど、デュクリスを止めるのはあんたよ！」って・・・
すいません王道の連続なんですけど聞いてて嬉しかった。今回もちゃんとリナがいるよ！

　再度、１度物資を送ったことで名目は保てた、という台詞が出て、憤るアメリア。しかしここで
ワイザーから「酷なことだがセイルーンもその中に入っていた」という事実を聞かされる。自分の国も
その中のひとつだったと知って「知らなかった、国政を預かるものとして恥ずかしい・・・」とひどい
ショックを受けるアメリア。「無理もない、もう１０年以上も前の話だ」とここでワイザーの口から
発生時期が暗示されました。てことは、その頃アメリアは年齢は間違いなく一桁。知らないはずで、
しかもその頃のセイルーンって・・・フィルさんの奥様の暗殺騒動とかあった頃でしょうか？王室が
ごたごたしてた時期でもあるでしょう。しかしそれでも事実は事実。今はやれることをやらなきゃですね、と
何とか励まされ立ち直るアメリア。

　しかしセイルーン「も」入っていた、って・・・むしろ国の大きさから言えば主体的に物資を出してたりは
しなかったのだろうか。その辺の力関係が今ひとつ不明です。そしてポコタはもう１０年以上も
ぬいぐるみ生活してたことが判明しました。

　改めて対ザナッファーの決意を固めたものの、行く先は・・・と言ってたところ、光の剣レプリカが
震え、光が伸びてはるか先を指し示す・・・この先にザナッファーが！と道を見出す一行。
けどこのシーン、見た瞬間ラ○ュタだ・・・！と笑い伏したことをお許しください（笑）いや絶対似てるから！

　そして光の先は・・・セイルーン！？とアメリアが気付いたところでEDへ。

　ていうことは前半ラストバトルはセイルーン。予告でも急がないとフィルさんまで食べられちゃう！とか
リナが言ってますが、それはない（笑）ゴンゴロキングはそんなにか弱い生き物ではございません。
そして予告で思い切りシルフィール写ったー！え、今回は登場なんですかかなり驚いたんですけど。
原作５巻、６巻、２部が一応ベースの話なんで、本筋に絡まないからてっきり出ないと思ってたら、
出るんですね。ここで出るって事は、ひょっとして後半もレギュラー登場になるのか？うーん、
ゲームろいやるとかの影響で、シルフィールは終盤の解説役、お助け回復役、というイメージが強くなって
るんですが。何となく彼女が終始一緒にいるパーティって想像できませんよ？OPにもEDにもまったく
登場してませんから、多分出ないんだとばっかり。予想外です。

　というところで前半ラストの方向性が固まったところで、続く。結局ガウリイの剣もレゾの壷もズーマも
持ち越しになるようですね。後半はかなり詰め込んできそうです。