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2024/11/23 (Sat)
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2008/09/19 (Fri)
 前半で準備が整い、ここからが本番、という後編。




 後編アイキャッチはアメリア単体。セイルーンの話だけあってアメリアでしょうが、
前半の嘆願と叫びのシーンの後なので、ポコタ単体とかも良かったかも。

 「行こう!」と扉に向かって走り出した一行。まずは城の武器庫らしきところで武装。
ガウリイ、ゼル、リナはそれぞれ剣を佩く。やっぱりジョコンダ城で取り上げられたままだったらしい。
まあ、のんきに武器を手に入れてからセイルーンまで走る余裕はなかったでしょう確かに。

 セイルーンの国民はフィル王子を始めとする人々に避難誘導されて、街は無人になっていく。
これまでザナッファーが町3つ壊滅させたという破壊が行われた割には人が逃げ惑う姿は
描かれていませんでしたが、セイルーンではしっかり描かれました。

 リナ達は空を飛んでザナッファーを探す。因みに前半飛んでくる時はゼルに連れられていたガウリイ、
今回はリナが運んでます。良かったゼル単体の翔封界じゃ重いガウリイは持ち上げられないんじゃないかと
心配してたので(笑)
 
 「空の上じゃ狙い撃ちにされるだけだわ!」と、地上に降りて広場で構える一行。そこにワイザーも
到着。一人わたわたしてるワイザーにゼルが呆れ、リナに危ないから帰ったらー?と突っ込まれるが
「一部始終を見届け近所の奥様方への土産話にする義務がある!」と(笑)フンコロガシといい
近所の奥様方といい、レボって普通のアニメで出てこない単語多いよ(笑)

 因みにその横のシルフィールとガウリイ「いざとなったら守ってくださいね、ガウリイさま」
・・・えーと、すいませんシルフィールさんは一応NEXTの壮絶な出来事をくぐり抜けた人なので
もうちょっと肝の据わった描き方でお願いしたかった。冥王に竜破斬かましたひとですよ一応。
何しろリナだって「シルフィールは治療魔法『も』使えるから、激しい戦いになったら頼むわよ」って
言ってる。これ聞いたとき、基本は竜破斬要員として考えてるのかと思った(笑)

 個人的には、シルフィールは避難誘導の方に当たって欲しかった。いきなり出てきたとはいえ
主人公パーティのひとりをそちらに当てることで、一般人を後方で保護するのも戦いの一部だ、って
印象付けられるから。前半で、ザナッファーの被害を防がないと!って繰り返されたように、
これ以上被害を出さないように頑張るのも大事なポイントだから。というか、軍の救護部隊の手伝いで
砦にいた、っていう説明が入った時はその役割なのかと一瞬思った。いやここでリナたちと一緒に
戦う方が今までの経緯からすれば自然って言えばそうですが。しかしシルフィール、見た目が多少
これまでより幼く描かれてる気がしますが、内面もちょっと幼くなってるなあ・・・これは残念。

 そして、現れるデュクリスとザナッファー。デュクリス、広場の竜神像を見て「これが神か・・・」と
軽蔑の呟き。いやまあスレ世界での神様は神聖なものっていうより単に魔族と対極の存在っていうだけで
無条件に助けてくれるものじゃないですからね。けどデュクリスの立場からすればもう最後はこれを
怨むしかないでしょうからこの呟きなんでしょう。
 そして「他人の痛みをどこまで見せ付ければこの世界が変わるのか」と。当然説得で止めるのは
もはやムリな様子に、改めてポコタが歯噛みする。

 そして現れたザナッファーを見て、リナは「いつの間にこんなにデカく!?」と驚愕。町3つ分は伊達じゃない。
人間を餌に力を付ける、それがザナッファーの本当の力・・・と言い出しますが、それを聞いてガウリイが返答。
「ふざけるな。ポコタやリナなんか食べたら腹壊すぞ!」って、ポコタの方がリナより先に来るんだ
リナよりポコタのほうが腹壊しそうに見えてるんだろうかガウリイ(笑)そして残るゼル・アメ・ワイザーの
3人が話し合った結論では「案外それでザナッファーを倒せるかもしれん」ですか。うん、外が硬いなら
中から破壊ってのは基本だから戦法としては意外と間違ってないかもしれない(笑)

 それを聞いてたザナッファー、意外と真面目に「面白いかも知れんな。その知識、力には興味がある」と。
食べられたジョコンダはリナの神滅斬を見ていたから、リナの尋常じゃない知識と力には興味が湧いたと。

 それを受けたリナの宣言・・・!

「あたしの知識、力、そして命はあたしのもの。誰にも渡さないわ」

これまでレボを見てた中で、この言葉に一番燃え上がった。リナだ、リナの言葉だよこれ!
知識も力も命もどれも等しく大事で欠かせない、そして絶対に渡さない。ああもうひょっとしたらシリーズ中
屈指の燃えた言葉かもしれない。ありがとうレボ。いいもの聞かせてもらったよ!

 にしても、人間を取り込んで、その知識を吸収するって・・・何となく原作第二部のドゥールゴーファを
髣髴とさせる・・・てことはもうドゥールゴーファとシェーラは出てこないんだろうなあ。

 そして、襲い掛かるザナッファー。普通の剣じゃブレスも防げなくて近づけないし、ポコタは光の剣レプリカで
斬りかかるものの、当たらなければ無意味!とはじき飛ばされる。それを飛んで拾うリナ。そして、ポコタから
光の剣レプリカは真打ちへ「ガウリイはねえ、ああ見えても代々光の剣を伝えてきた一族の末裔なのよ!」と
ポコタごと光の剣レプリカはガウリイへ飛ぶ。ガウリイへ受け止められたポコタ、最早意地を張る気はなく
「俺じゃ駄目だ!頼むガウリイ!」と素直に剣をガウリイへ。ああもう流石一度「何の力もない!」って
叫んだだけのことはあるよ余計なプライド脱ぎ捨ててるよ、ポコタ強いよ!

 そしてガウリイは「これさえあれば!光よ!」とポコタを超える光を出す。いやガウリイは普通の剣でも
強いですよ?と度々の突っ込みを入れたくなるが、良い武器が良い使い手にあれば当然効果百倍。
「俺は呪文で援護する!」とセコンドについたポコタと共に、ザナッファーのブレスを斬りまくり叩きまくり
大活躍。ああやっとこういうシーンが来たか・・・!OPの曲まで背後に従えて・・・!
 「気をつけろ、オーバーヒートしたらおしまいだからな!」の台詞に「そんなこと言ってられる相手じゃないぜ」
という会話、ああもう戦士してる・・・!
 
 状況を見るリナ、「ともかく、街の人たちが避難するまではここに押さえつけるのよ」って。
ちゃんとそれを忘れないでいてくれた。けど額には汗が浮かんでます。何しろザナッファーにまだ
一発もまともな攻撃は入っていない。

 このとき、背後にいたゼルとアメリア、光の剣が効くならこれはどうだ!と魔皇霊斬(アストラルヴァイン)と
霊王結魔弾(ヴィスファランク)をそれぞれ発動。おおそういえば原作5巻ではこの2つはまだ登場して
なかったから試してなかった効くのかな?とちょっと期待したのに全く効かなかった(笑)全然決定打には
ならないけど、猫に噛まれた程度には痛い、くらいにしといて欲しかった2人哀れだから(笑)いった~いと
涙ぐむアメリアとゼルは再び退避。やっぱり頼みは光の剣レプリカ。

 その様子を見据えるリナ。シルフィールは「私達も呪文でガウリイさまの援護を。それにリナさんは
あの呪文だって」と、神滅斬の存在を忘れてはいないことが分かる。けれどリナは、あれは消耗が激しすぎる
一発勝負だからまだよ、と却下。そして「それに・・・あいつのことも忘れちゃいけないわ」と足を向ける。
そこにはデュクリス。デュクリスも視線を合わせて来て・・・EDへ。 

 
 もう、今回は熱い。前半は精神戦だし、後半は精神戦と体力戦。ああそれにしても、なんだかんだ言っても
次回でラストなんですよね・・・いくらザナッファー風情(といってはアレですが今までのボスと比べて)と
言えども、最終戦なんですから、思い切り決着を付けてもらわないといけません。

 けど、レボの次には5期が待ってます。何しろレボはレゾとかズーマとかオゼルとかガウリイの剣とか、
キーワードを投げっぱなしで収束しつつありますから(笑)これで5期を製作中止にする訳にはいかんでしょう。
 
 ED「終わりはしない」と響いたとき、つくづくこの言葉でEDを作った林原さんに敬意を表したいと思いました。
レボで話は終わりじゃない、そしてスレイヤーズはエンドレス、という2重の意味であろうこの言葉。最適にして
最高の終わりの始まりです。
 

 REVOLUTIONはあと一話。最後まで付いて行きます。

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