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2024/11/23 (Sat)
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2009/07/22 (Wed)
 8話と違って、早い速い(笑)

 本日は日蝕で、けれども運命の時間には建物の中に居なければならず、おまけに空は雨曇り。なにも見られ
なかったのですが、実はすっごい見たかった……(涙)小学生の時に部分日蝕があって、校庭に走り出て観測
した時の感動といったらなかった。そのとき完全なる日蝕=皆既日蝕というものがあると知り、大人になったら
ベストポイントに行って見てやるぜ!と意気込んだものでしたが……現実は甘くなかったのです orz

 そういや丁度この9話を見た日は悪石島行きたいーと呟いてた日だったなあと、打ちながら思い出しました。
その名残の欠片がすごいしょうもない所に出てきます(苦笑)もっともそのベストポイントの島はどえらいことに
なってしまってたそうで、島に行けてたとしたら多分今頃泣いてたんでしょうね……(遠い目)

 そして久々に1記事に纏まる(纏めた)。最初はいずれも1話1記事だろうと思ってたのに、REVOの時と違っ
て如何なく話のくどさが発揮されてるがために、何か毎回異様なことになってるんですよねえ。
 ……短くかつ的確に、寸鉄で抉るがごとき文章ってどうやって書くんでしょうね……(遠い目)

 そんなこんなをしているうちに、明日はもはや最終巻がやって来る日ですが、現在まったく実感が湧かなくて
戸惑っています。この一年、「終わりはしない」と何度も繰り返し、そしてそれを疑わずにいることができました。
けれど最終巻を手にしたときは、流石に何を思うのだろうか、と。それを考えると、自ずと遠いところを見てしまう
のです。けれど、まだまだ。今も9話で足踏みしている以上、まだまだ終わりはしないのです。

 そんな感じで色々と遠い目をしながら第9話。

  • 復活した前回のおさらい。しかし何で自己紹介まで戻る?あーこりゃもうやっぱ今回は完全ギャグなんだろうなあと、ここで覚悟を決める。
  • しかし本編が始まれば、お墓の前にて黙祷を捧げるリナ達。お墓は……ふたつあれども、ここに葬られたのはアベルだけですね。ラドック=ズーマは砂にすらなれなかったから、本当に形だけ。けど墓標は建てられた。NEXTもTRYもあとREVOでも、墓標を建てた光景は飛ばされませんね。墓標を建てるって、放り出していくのではなくて、きちんと受け止めて忘れないでいく、という行為であると言えるので、これが描かれたことは意味があると思う。
  • しかし、遺体の残らなかったラドックはともかく、アベルはヴェゼンディに帰すべきじゃないのかとか、この場に葬ってそのまま旅立つのって色々まずいんじゃあ……?(汗)傍から見たら、流れ者の一段が豪商親子を連れ出してそのまま全員行方不明ってことに見えても不思議はないんですが、ランザード親子が予定を過ぎても全然帰ってこなかったら、屋敷の使用人が不審に思って届け出たりするんじゃ……って、そういえばまさかとは思うが本当にオゼル以外に使用人ゼロだったのかランザード邸っ!?いやもしそうだとしたら誰も騒がないかもしれないけど、それはそれで問題とか突っ込み所が色々と。その辺りは突っ込みだすとキリがないのは分かってても大丈夫か本当に?(汗)
  • 壷を守り持ち主に仕える、それはレゾの命令だから変わらない……というオゼル。その壷俺にくれ!と叫ぶポコタに、俺がいただく、といきなり抜き身の剣をポコタの喉元に突きつけるゼル。いや、だからゼル、あんたは本当にもうちょっと血の気を抜け!切羽詰ってるのはよく分かるけど仲間に剣は止めろもうちょい堪えろ!毎回あんたを止めたり諌めたりド突き倒したりしてるリナが大変だから!(笑)NEXTとか原作1部とかで、何気に何度もリナがゼル諌めてる印象が強いんですよねー、EVO-Rまで来てもやっぱ変わってないなあ、ゼル(苦笑)
  • 壷の持ち主はリナが立候補。まあ、この状況だと妥当でしょう。欲しがってるゼルとポコタに渡すと収集つかなくなるし、中立のリナが持つことで抑止力が。てか、もうややこしいことにならないように、壷はオゼルとセットでフリー状態にしておいて、一気に謎解きに入るんだと思ってた……結構びっくりした。
  • タフォーラシアの復活を!と意気込むポコタに、体育座りでどーやって壷の封印を解く?と問いかけるリナ。
  • にしてもこの時のリナの両手の魔血玉、異様に小さくてそればっかり気になるんですが(笑)ていうかこの回、魔血玉と壷とポコタの大きさが一定してなくて、伸びたり縮んだりが滅茶苦茶に激しいのが気になって気になってもう。ちっちゃいのかでっかいのかはっきりしてくれ色々と(笑)
  • しかるべき儀式により封印を解いたら、魂を離脱させるために壷を割ります。……と、封印の解き方をあっさり喋りだすオゼル。って、復活は結局割るんか冗談だったのに(苦笑)
  • 復活には拠り代が必要、それなしで壷を割っては魂は雲散霧消、消えてしまう、ということで……えーと、何だかこれはアレですか。OPにポコタの眼に部下Sが映ってたのって、もしかしてコレですか拠り代=ポコタ本体ですかっ!?いやちょっと待て、それだとつまりラスボス=魔王inレゾ魂inポコタ本体(ややこしい)ってことですかー!?乗っ取られるんですかポコタ本体!?いやそれって、倒したくない仲間が敵=15巻のルークポジションなんですかやっぱり……?それはちょっとどうだってかいやそれだと当初疑った魔王の欠片inレゾとinポコタのダブル魔王からシングル魔王になる訳でむしろ規模はマシですか!?(何を言ってるのかもう分からん)
  • その辺はもうなすがままに。
  • 最後はレゾ様に聞いていただくしかない、と聞いた瞬間、壷を奪い抱えて、教えてくれレゾ!と叫ぶゼル。ああ、ついに来たよこの時が……REVOでレゾの顔を見た時からずっと覚悟してきた瞬間が。今この二人がどういう言葉を交わすかで、場合によってはスレイヤーズ観が滅茶苦茶揺さぶられるんです私。なので物凄く聞きたいという気持ちと聞くのが怖いっていう怯えがこれまでずっとあったんです。けど、今はまだレゾが眠ってるからゼルの呼びかけは空回りするんだろうなと思ったら。
  • 思いっきりレゾの声が。
  • しかも、ここから続く一連の台詞が出だしから妙に胡散臭かったんで、その瞬間からヤな予感が(笑)
  • 「白き魔法と黒き魔法、そのどちらにも類さぬ。ゆえに万物流転を包括する古の術あり」「八百万の理をもって、古の知恵、我が会得せし真理を語らん。すなわち!」
  • 「鰯の頭も信心から」
  • ここでこけました。こぺーんと。
  • ええコケましたよ。コケた拍子に、傍らに出しっぱなしにしてた宙図鑑も倒れましたよ。流石に図鑑は表紙が硬いから良い音しましたよ!REVO以来ムダに決めまくってた私の覚悟をどうしろとー!(泣き笑い)
  • しかしここでコケたことで、あーもうギャグ見てコケた以上はその間の取り方とかネタに反応したってことで負けは負けだ、てか今完全に体が対ギャグ反応しかしないわーと腹が括れて、以後もうかるーく笑いながら見てました………あの時絶対頭から何か抜けた。orz
  • いやまあ……多分この回、中休め箸休め的な回で、色々堪ってるの抜いてねという目的なんだとは思うんですが、8話の直後にこれだと何というテンションの差……リアルタイムの反応から戸惑いが漂ってきた理由が分かったというか。NEXTだったらガーヴの最期とガウリイ拉致、TRYだったらガルヴェイラ奪取とかやってる頃だったのを知ってるので、なおさら落差が凄い(苦笑)この回単体で見てたら普通に笑って終わりなんですが、全体の位置から見たら、終盤のここで話数使って大丈夫なのかという心配がどうにも先に立ってならず(--;)
  • ついでに言うならこの回、ギャグ回かつ壷回だと思うんですが、壷の謎解きは始めなくてこの先大丈夫なのかと。というか、7話で途切れた「レゾ様の魂を復活させること、それはすなわち」の「すなわち」部分に含まれる危険性はどうしたのかとか、そろそろその辺に焦点を当てないと残り話数じゃ本当に収まりきらないんじゃないかと心配で(いやもう収まってるけど)
  • その辺はもう流れのままに。
  • レゾからの金言は、ことわざに聖書やら論語っぽいものが延々と……そしてオゼルはイエスメイドかつイタコメイドだったのか(笑)本当になー、オゼルはだんだん突き抜けていってるなー、でも私はそんな彼女がかなり好きだ(笑)
  • そして完全ギャグシーン。ゲテモノ鍋とかまじないとか……てか、ゼルの「とったどー!」は貴様冒頭の切羽詰った感はどこへやった?(笑)あ、あと、ゲテモノ鍋舐めるガウリイをリナが「だめだめ」って止めるのは和んだ。「だめだめ」という語が何故かツボだった(笑)
  • 繰り返しに流石にげんなりするリナ達。で、ポコタは「レゾはもっと偉くて賢くてとにかく偉いんだ」……5話の後でも、ポコタにとってのレゾはこういう存在で揺るがないんですね。そしてこれが聖者としてのレゾに会った者の共通意見で、一般人もうっすらこう思ってるってことですかね。てか、「偉いんだ」て。これだから生存年齢20代半ば(推定)なのにこの子この子言いたくなるんだこの子ったらもう(笑)
  • けどゼル曰く「レゾの真の姿は人形集めが趣味で暗くて」と肩わなわな。いやまあ、視覚が駄目だから触覚で楽しめる人形とかぬいぐるみとか集めが趣味だったんだよきっと。ぬいさんは本当、一匹ごとに触感が全然違うからねえ……てか、素の部分のレゾが結構変な人だったってイメージを勝手に持ってはいたけれど、本当に公式だったのかコレ?(苦笑)まあ、どっちかっていうと変な人っていうか、口先で人を煙に巻いてまごまごしてるのを感じてはひっそり笑ってるようなイメージなんですが(だからレゾを何だと思ってるんだ貴様は)
  • しかし壷からの反撃「この体も頭も固くて周りの人間からけっこううざがられているかっこつけの男が」にふるふるしてるゼルに吹く。気にした、かなり気にした、しかも表に出てるー!(爆笑)剣突きつけられたポコタさえ「いえ……」って否定してしまう哀れさ、この辺がゼルのゼルたる所以だと思う見てて楽しい(外道)いやでもそんな所が好きなんだ、かっこつけようとして滅多に成功しないところが(更に外道)
  • リナ、こんな壷割っちゃる!と構えて、内心で壷レゾの出方を伺う……けど最後はまた古人曰く。そんなこんなでAパート終わっちゃったよ……と思ったら、後半アイキャッチのかわいさに万歳、特にリナ(笑)
  • ところでBパートの宿の一夜、REVO以来あれですか、夜はもう雑魚寝が定番ですか?ちなみに7話みたいに食いつかなかったのは全員装備着けたままだったからだろうなあ多分(笑)そして、逆さまになってるリナの脇に紐が回ってないのを見て、今回のショルダーガードは本当にどうやって着けてるんだろうかと首を捻る……てか、流石に盗賊の気配に気付かないのは如何なものなんだ。これとか、壷をお風呂に入れてたオゼルがあっさりさらわれるのとか、ギャグ回の展開に突っ込み入れたって負けなんですが、流石に強引じゃないか色々と……
  • 盗賊に渡すくらいなら割る様子を見せるオゼル。その前に飛んでくるリナの火炎球と、やっちまえーと向かってくる盗賊たちを迎撃、いやリナの一撃。てかポコタ、盗賊相手に光の剣レプリカ抜くなそんな反則品を(笑)
  • 盗賊の親分の使った壷ごろごろは霊呪法(ヴ=ヴライマ)ゴーレムの応用ですかねー、何気に滅茶苦茶レベル高いことを一瞬でやってのけてるんじゃあ……敵キャラの使った魔法の中では実は相当テクニック高いんじゃないかこれ?(笑)いやまあお約束によるものだけれども、うん。
  • これでキレたリナが壷を全破壊にかかる。あ、どっかでこういう光景を知ってる気がすると思ったらアレだ京極堂の壷屋敷だ。けどまあ多分、前半で見せたように壷を試すのとオゼルを試すのとがいくらかは混じっていたんだと思う(思いたい)全部素だったいうのは流石に嫌だ、そして色々強引だ(苦笑)
  • 壷のひとつを必死そうに愛しそうに抱えるオゼル。「レゾ様はわたくしの命です」というのは素直な本心なんでしょうね。そして今回はある意味オゼルの回でもあるんですよねえ、ずっと表情の変わらなかったオゼルなのに、それが何度も変わる。
  • 壷は保護され、ふんじばられた盗賊たちへ愛のお言葉が。それは盗賊を改心させ盲目の少年の心をうつ……そして壷を抱いたら目が治り、前半ギャグの産物は町を愛と平和で満たす……えーと、壷に皆で「ありがとうございました」な光景は結構シュールだと思った(笑)
  • それを見て「一儲けできそう」と笑うリナを「こらこら」といさめるガウリイが良かった。Aパートの「だめだめ」と対になる感じですねー、ああもうこういう二人が好きだ(じたばた)
  • 壷が本物だと信じられたところで、ひとまずはタフォーラシアへの旅路へ。
  • でも壷は「メダカの頭も信心から」……いやまあ、鰯が更に小さいメダカの頭になろうが、ありがたいと信じればありがたい、というのは別に変わらないよ確かに真理ではあると思うよ(笑)
  • これで背を向けたリナ達には聞こえず、オゼルにだけ語りかけるレゾ。「全ては儚い灯火の如し。幸いと災いは常に表裏一体」……新たなキーワード。5話の「そう簡単に割り切れるもんじゃないのかも」「そのどちらもが本性」、そしてこの「幸いと災いは常に表裏一体」、EVO-Rのテーマはやっぱり、相反するものの同居ってことなんでしょうね。
  • それを聞き、リナの呼びかけに答えて歩き出すオゼル。けれどその表情は、嬉しそうな寂しそうな何ともいえないもの。まだ隠しているけれども、思うところは複雑そう……と、いうところでエンド。
  • えーと、結論。リアクションに困る回でした(笑)確かに、もしもこれをリアルタイムで見てたら前回の余韻で立ちすくんでるのにどうすりゃいいんだって感じだったと思う。でもまあ、頭から何かが抜けて楽にはなったです、うん……その分の覚悟が10話に回されて今大変なことになってますが……
  • そしてレゾがゆかいなレゾに。基本ボケ路線でしたが、まあ勝手なイメージとか二次のイメージとかで色々あったので、特に「そんなレゾ様なんて認めんっっ!」なんて感情は別にないです(笑)ただ、えーと、5話のいう「人を救う正しい心」の部分を描いたんだとも思うんですが……
  • ちょっと語りますけど、 何ていうかレゾの行動ってこんな感じがするんですよね。「目が開かない→ただ世界が見たい→そのために他人を使って治療研究を→その過程で恩恵を受けた人がたくさん→影で犠牲者もたくさん→あらゆる手を尽くしても自分だけが開かない→絶望が深まる→魔王復活&滅び→稀代の天才が消えた」という感じ。魔王の影響で始めたレゾの行動で救われた人がいて、けどそれが更にレゾの知識と絶望を深め、魔王が復活した、けどそれを人の心が一瞬押さえ込んだ。どこまでが人間の心によるもので、どこまでが魔王の影響かは分からない、けれどその行動によって救われた人もその逆も大勢出たという、その事実だけが残っている。まさしく「幸いと災いは常に表裏一体」。聖者の部分と魔王の部分、ふたつの要素を並行して持っていたからではなく、ふたつの要素が一体化したからこそ巨大な存在になっていった、という感じ。
  • なので、 聖者の部分と魔王の部分をきっぱり分けて、「純粋に聖者なところも多分にあったんだ」という描き方をされると首を傾げる。今回はボケの副産物が良い方向に働いた、っていうことで別に格別そういう描き方だったとは思わないんですが、この先もっと分けて来るんでしょうか……?うーん、それだと「そのどちらもが本性」はともかく、「そう簡単に割り切れるもんじゃない~」の方からは外れていくような気がする……
  • もしかしたらEVO-Rは、ズーマ=セイグラムをズーマ=ラドックとして構築し直したように、レゾについても新要素を加えて構築し直すのかな、という感じがしますね、この分だと。そのために今回を使ったのかなあという気もする。
  • ともかく、見たまま素直に受け止めて、次を見る覚悟を決めないとなあと思いました。
 結局またずるずる多めに書きましたが。いずれにせよ、もうここまで来たら最後の最後までただ見守ります。 

 これで進む準備はできました。もはや後はなく、目前には最終巻。そして何より、一番迷っている10話がすぐ
そこに。実は10話と最終話は既に色々目に入ってしまっていて、10話の何が見た方々を叫ばせたかも知って
います。その分余計に身構えてしまってるというか……そして逆に、11話と12話は何も知らずにすぽーんと抜
けているため、何がどうして最終話に至るのか分からないという小カオス状態。大丈夫でしょうかね本当に(苦笑)

 何がどうなるかは分かりませんが、いずれにせよ、また会える。今はただそれが嬉しい。
 
 おいでませ、最終巻。一緒に行きましょう、EVOLUTION-R。

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