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2009/07/30 (Thu)
 考えども首を捻れども、今ひとつ結論が出ないのでいっそここで書き出して頭の整理をしてみましょうという話。

 えっとですね

 閃光の吐息(レーザー・ブレス)ってどういうエネルギーなんですか?


 ……そんなことかー!というツッコミが聞こえてきた気がするが気にしない。気になるものは気になるんです
しょうがない!(笑)ということで、これが本日の疑問であります。

 というのもですね、私コレ最初の頃は何の疑問もなく純然たる物質エネルギーだと思ってたんです。TRYの
1話でフィリアが放って、精霊魔法/物質の効果で相殺される場面の印象がすごく強くて。で、精霊魔法/物
質の効果で相殺できるのなら、純然たる物質エネルギーに違いないと思い込んでたんですが……

 原作13巻で、メンフィスが思いっきり覇王に向かって放ってる。

 あれ、相手が覇王(純魔族)と認識した上で放ってるってことは、これ魔族に効くの!?てことは、もしかして
精神エネルギー!?これまでそんな記述あったかー!?とある時気付き、あわてて原作5巻をめくり直したり
アニメの諸々を思い返したりしてみたんですが……これが結構いろんなパターンが出てくる出てくる。で、やや
こしくなってきて、とりあえず置いとくか、とその時はそこで終わりました。けど最近いきなりこれが再び頭をもた
げて来たので、今度はひとつ向き合ってみようかな、と。けど、やっぱりややこしくて結論が出ません(笑)

 なので整理のために今回の記事を。

 以下に原作・NEXT・TRY・REVOから閃光の吐息(レーザー・ブレス)と呼ばれたもの、それっぽいものの
登場シーンをまとめてみました。流石に全部抜き出すのは大変なので、印象的&疑問の湧いたシーンだけを。
なお、無印は手元にDVDも資料も一切なく確認ができないため、超爆は原作5巻の模様と重なるため省略し
ました。

 8/1 コメント欄に情報をいただきまして色々追記。この文字色です。

  <原作5巻>

  • 銀色の光が一条、たった今まであたしたちの場所をざっくり薙ぎはらう。(省略)まるで黄金竜(ドラゴン・ロード)の吐く閃光の吐息(レーザー・ブレス) (新装版149頁)←脱字は原文ママ。この時からリナはザナッファーおよびゼナファが発する光を一律に閃光の吐息(レーザー・ブレス)と呼ぶ。
  • 握りしめたこぶしの中から生まれる一条の光。(省略)デュクリスの生んだそれは、まぎれもない光の束。(新装版214頁)
  • かってあたしの目の前で、デュクリスのザナッファーが、手のひらから光を生んだことを!あれは、閃光の吐息(レーザー・ブレス)の応用だったのだ。ならばこいつが、触手の先から閃光の吐息(レーザー・ブレス)を吐いても不思議ではない。(新装版253頁)←この一連の記述以外は、ザナッファーは全て口から光を放っている描写あり。
  <原作12巻>
  • 巨人は、かざした右手の先から光を吐き出す(新装版79頁)
  • デーモンたちを薙いだ今の光――(省略)黄金竜(ゴールデン・ドラゴン)の吐く閃光の吐息(レーザー・ブレス)か。(新装版231頁)
  <原作13巻>
  • 迸った閃光が、宿の建物を吹っ飛ばした!(新装版36頁)←45頁でメンフィスのものと明言あり。
  • 黄金竜(ゴールド・ドラゴン)の閃光の吐息(レーザー・ブレス)にも似た光を解き放つ。(新装版65頁)←ルビの揺らぎは原文ママ。5巻の「まるで」に続き「にも似た」という表現で、竜族のものと全く同じではないと見ている模様。
  • メンフィスの『鎧(ゼナファ)』が放つ閃光の吐息(レーザー・ブレス)!(新装版214頁) ←覇王に向けて使用。
  <原作15巻>
  • どこかで放たれた白光が、あたりの建物ごと、デーモン数匹を薙ぎ散らす。(新装版40頁)←5巻は「銀色の光」ここでは「白光」。ザナッファーとゼナファの違いによるもの?
  <アニメ>
  • ミルガズィアがセイグラムの攻撃に対抗して灰色がかった無色半透明のブレスと思われるものを吐く。(NEXT20話)
  • フィリア(竜形態)の吐く息が「レーザーブレス」と呼ばれる。一撃目はアメリア&ゼルの烈火球(バースト・フレア)×2で対抗するが、相殺しきれず船が被害を受ける。二撃目はリナが水竜破(シーブラスト)で起こした水壁で対抗し、相殺成功。(TRY1話)
  • フィリア・最長老がアルメイスに向けて金色のブレスを吐く。この時フィリアは「ディフレッシャー」と聞こえる言葉をのせている(呪文名、掛け声かどうか等は不明)。なお、この直前リナから「魔法は通用しなくても、レーザーブレスなら有効なはず」と明言を受け、それに応えた行動。(TRY22話)
  • ザナファアーマーを装着したデュクリスが手の中に光の束の剣を出現させ振るう。(REVO10話)←たぶん原作5巻と同じ原理。
  • REVOザナッファーのブレスに対し、シルフィールが炎呪封殺(フレア・シール)で防御。防いだものの相殺しきれず、余波で吹き飛ばされて軽く目を回す(REVO12話)
  • REVOザナッファーのブレスに対し、リナが覇王氷河烈(ダイナスト・ブレス)で対抗。周囲に降る浄水結(アクアクリエイト)の水による補助も含め、氷によってブレスを相殺・拡散(REVO13話)
 
 以上、概ねこんな感じで、思ってたよりも登場回数が多かったです。

 巻数や媒体に関係なく、いずれも地面だの水だの宿屋だのを薙ぎまくっていること、リナ世界の魔法が効か
ず、白兵戦を挑むしかないアルメイスへの攻撃手段に選ばれていることから、強い物質攻撃力を持っているこ
とは確か。デーモンを薙ぎ散らすという表現もあり、これもデーモンの体=物質として具現化したものの防御力
を上回ったと見て良さそうです。そして、原作では全て回避もしくは光の剣ではじく、という対抗法なんですが、
アニメのほうは全て精霊魔法/物質の効果で相殺に成功。この辺だけ見ると、純然たる物質エネルギーと思
いたくなる……

↑REVO13話の黒魔法の覇王氷河烈(ダイナスト・ブレス)による対抗をすっかり失念。アニメでは全て精霊
 魔法/物質での対抗というのは間違いでした。けど魔力を帯びているとはいえ氷での相殺・拡散ということで
 REVOザナッファーのものは光熱系の物質エネルギーだと思われます。

 しかし問題は13巻。メンフィスから覇王に向けての一撃は精神エネルギーの性質を持っていないと、攻撃と
しておかしい。それとNEXTのミルさんも。このふたつを見ると、精神エネルギーの性質を持ってる筈だよなあ、
と思い直さざるを得ない訳でして。

 でもってこうして改めて見直すと、原作のザナッファーとゼナファの発する光は、黄金竜のブレスとは完全に
別物っぽいですね。似てるからこう呼んでるだけみたい。そして、ミルさんもフィリアも最長老も「吐息(ブレス)」
らしく口から吐いてますが、ザナッファーとゼナファは別にどこからでも出せるっぽい。ザナッファーはともかく
ゼナファになると、もう全然「吐息」な感じしないし。読み返すまで手の先から出してたのに気付かなかった(笑)

 だいたい、ザナッファーとゼナファ自体が相当に精神世界面のイキモノっぽいんですもんね。『魔を律する』と
いう意味の名を冠される代物ですし、そうなると精神エネルギーによる攻撃力があっても当たり前という感じが
する。物質界のものを薙ぎまくってるので、純然たる精神エネルギーということはないですが、魔族にも物質界
の生き物にも両方効くと見ないといけないようです。しかし純粋じゃない分、覇王クラスが防御するほど魔族に
効くのか?という疑いが残って仕方ない(笑)

 一方、黄金竜の吐くものは物質エネルギーのみか?と思いきゃ、NEXTのミルさんとTRYのフィリアが邪魔を
する。ミルさんはともかく、フィリアの「ディフレッシャー」は何だ?魔法?実はブレスの正式な名前?それとも
火竜王族特有の掛け声か?(笑)そして原作とアニメじゃレーザーブレスの定義が違うんだったらまたややこし
いわ手に負えん、と首を捻りまくるのです。

↑正しい音は「ディフラッシャー」、火竜王に仕える竜族特有の能力で、超高熱の火球 (熱線?)を放つ、竜族
 には珍しい物理攻撃とのことです。情報をいただきました。


 ちなみに参考になるかなーと思って引っ張り出したのがSP19巻と23巻、はい、魔王竜(ディモス・ドラゴン)
の暗虚吠(ヴォイド・ブレス)です。こっちはどう見ても物質・精神エネルギー両方ですね。19巻だと純魔族の
ラギアソーン相手にこれで攻撃→回避されて終わり、23巻は竜破斬を相殺しきれず負傷。結構威力はあるみ
たいですが、流石に竜破斬は越えられない、と。黄金竜のもこんな感じで物質・精神エネルギー両方なんです
かねえ?しかしご丁寧に戦闘力は魔王竜>黄金竜、っていう明記があるので、黄金竜のブレスに同等の威力
は無さそうだというイメージが浮かんでならない(笑)

 原作のミルさんは魔族に向かって一発も吐いてなくて物質的な破壊力ばっかりだったので、物質エネルギー
のみっぽいんですけどねえ。しかしこのひと、義手に魔力のせて、その拳で魔族とどつき合いやってたってこと
だし、ブレスにも魔力のせられるとか?フィリアのもひょっとしてそんな感じで魔力のせたってことか、アレー?
それだともう何でもオッケーなんじゃあ?と、もう考えれば考えるほど何が何やら(笑)いくらでも可能性が出て
くる気が。なので、この辺りで抜き出してみるのは終わりましょう。

 と、ゆーことで。以上の材料をもって考え付く可能性をざっと列挙してみますと。
  1.  基本的に物質エネルギーで大した効果はありませんが、覇王は何発も受けてやるのが癪&力の差を見せ付けるために敢えて防御してみました。
  2. すべからく物質・精神両方とも備えたエネルギーです。
  3. ザナッファーとゼナファのものは物質・精神両方のエネルギーですが、竜族のものは物質エネルギーのみです。
  4. 3.に同じですが、加えて竜族は魔法と掛け合わせたり気合で魔力を上乗せしたりして精神エネルギーを付加し、強化することができます。
  5. ともかく摩訶不思議なシロモノです。
 どれだー!(笑)


 うーん、今更こんな基本的&細かいことで悩んでるのも私だけでしょうかやっぱり……(汗)ほんとに何でしょ
うね、このテンション。けど考え出すとややこしいんですもん、これ。まったくもう。望むところだ!(笑)

 ということで、もしもなんですが、読み飛ばしてるようだがこういう記述があるじゃないか!ですとか、多分こー
ゆーもんだと思いますが?なご意見がありましたら教えていただければと思います。いや、ぶっちゃけた話、明
記がない場合は個人の解釈によって変わってくるものだと思うので、他の方がどういう風に思ってるのか是非
お聞きしてみたいです。よろしくお願いしますm( _  _ )m
 
 ちなみに私の最有力候補はで次点がです。ここまで来て最有力がそれか(笑)

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火竜王族特有の掛け声に一票(笑)
 こんばんは。先日はどうも大変お世話になりました。
 こんなに千差万別だったんだ閃光の吐息!と改めてびっくりしつつ、ディフラッシャーについてだけは答えを持っていましたのでお邪魔致します。何か、よけいにひずみさんを混乱させてしまいそうですが(笑)

 TRYCD-ROMの魔法辞典の解説によりますと、ディフラッシャーは火竜王に仕える竜族特有の能力で、超高熱の火球(熱線?)を放つ、竜族には珍しい物理攻撃だそうです。
 ディフラッシャーと叫んではいないフィリアの1話のブレスも、水竜破で相殺されていますし、REVO最終話でザナッファーの閃光の吐息をリナが覇王氷河烈の氷と浄水結の水で相殺しているところを見ると、アニメの閃光の吐息は竜族もザナファもザナッファーも完全に光熱系の扱いなのではと思います。そして竜族には珍しい物理攻撃という断り書きを見ると、アニメでは4番なのかなーと。
 原作は3番でしょうか………? 覇王にメフィが問題の攻撃をしかけたのは、呪文攻撃をしようと精神世界面からの遮蔽機能を解く前なので、ゼナファ独自で物質・精神の両機能を持っていると私は解釈したので、ミルさんのブレスは物質エネルギーでもいいかなと思いますが、あの人は何かブレスにも魔力こめかねないので、4と言えるような気もしつつ。うわあ、ほんとにどれだー!(笑)

 えっと、私としては、

・原作とアニメでは設定が別。
・原作ではザナッファーとゼナファのものは物質・精神両方のエネルギー。竜族のものは物質エネルギーだと思うけれど場合によっては根性込められるかもしれない。
・アニメでは竜族もザナッファーもザナファも完全に物質エネルギー。ただミルさんはセイグラムにブレス吐いてたので、竜族の場合のみやはり根性込められるかもしれない。
・覇王は演出上派手さが欲しかったので防いでみた(笑)

 という、感じでしょうか。
 すいません、よけいにこんがらがってきましたね(汗)
 とりあえず、ディフラッシャーは純粋に物質攻撃のようですとだけお伝えしておきます。
 あ、あと、少し話は脱線しますが、ザナッファーの屍体が放つ瘴気って、依り代の程度によって変わってくるらしいです。それを知ったとき、ジョコンダさんはどんだけだったんだと思いましたが(笑)
 お目汚し失礼いたしました~。
桐生 2009/08/01(Sat)00:36:22 編集
清き一票入りました!
 いらせられませ。見たまま出しただけの情報でしたがお役に立っていたなら嬉しいです、そして蓮霧って初めて見ましたかわゆいですこんばんは!挨拶に事寄せてどれだけ詰め込む気かと(笑)
 そうなんです書き出してみると意外に色々様々だったんです閃光の吐息。こんな所をわざわざつつく人もいないだろうに今回つついてみました(笑)その中で、ディフラッシャーはメフィのあの一撃に次ぐややこしい事項だったので、情報をいただけて本当に嬉しいですありがとうございます!

 でもってディフラッシャーは、やっぱり火竜王族特有の能力だったんですね。つまり呪文とかじゃなくて技名を叫んでたってことなんですねフィリアのアレは。技名叫ぶとかそんなパターン今まで無かったのにぽっと出てきたんで、てっきり呪文だと思ってました。ややこしいですよTRY!(笑)しかしこれが物理攻撃だと確定すると、ブレスに何か掛け合わせてるんじゃないかっていう疑問はほぼここから出てたので、かなりすっきりします。にしても竜族には珍しい物理攻撃って断りが付くってことは、通常だと竜族の攻撃には魔力が乗るってことなのか、と。NEXTのミルさんはそれっぽくて、やっぱり4番が近いのかなあと思います。ところで、このミルさんのブレスは金色してなくて何か灰色がかった半透明で、しかも軌跡が妙に平べったかったんですよね。「閃光の吐息」には見えないなあって感じで。もしかしたらコレ、火竜王族のブレスとは全く別の単なるミルさんの気合ブレスなのかもなあ、とか戯言を言ってみます(笑)

 そしてREVO最終話の覇王氷河烈のことをすっかり失念してました。あれも対抗・相殺のひとつでしたね。ザナッファー氷結のためだけじゃなくて、確かにブレスを受け止めて拡散しています。となるとアニメでは全て精霊魔法/物質の効果で対抗ってのは間違いでしたが、魔力を帯びているとはいえ氷と水で相殺したってことで、やっぱり光熱系物質エネルギーの扱いだと思います。早速メモに追記します。

 原作では、ザナッファーとゼナファ、殊にゼナファの精神世界面の独自機能が強調された書き方なので、精神エネルギーは間違いなく持っていそうだと、けど黄金竜のブレスに関しては、実際に吐いてる場面の描写がなくてその後の物質破壊の跡だけが書かれているので、物質エネルギーのみと考えるのが一番自然な気がします。が、何しろ判断材料があのミルさんしかいないので、何かを込めかねないという疑惑がどうにも消えず、ディフラッシャーが判明しても4の選択肢は残ったままでいます。

 つまるところ、コメントいただいた後の私の結論をまとめてみますと

・原作とアニメで閃光の吐息の設定が別物と見なすことは可能。
・原作でもアニメでもミルさんならブレスに摩訶不思議パワーを込めるくらい朝飯前っぽい気がする。
・覇王は効くとか効かないなどよりも、演出&その場のノリで防いでいた。

 となるでしょうか。ミルさんと覇王の見方がかなりアレですが(笑)

 それにしてもザナッファーの屍体の瘴気量にはそんな設定があったんですか。てことはあんまり出なかった原作5巻ザナッファーの依り代のグロウヅさんが妙に良いひとに思えてきました。まあ確かにジョコンダさんなら……彼を易々と超えて行くでしょう(何が) 
  
 こんがらがるどころか、すっきりしました。やたらと細かい疑問にお付き合いいただきまして本当にありがとうございました! 
ひずみ 2009/08/01(Sat)22:09:09 編集
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