高速で手が伸びた

　今週は土日ともちょっと野暮用（研修）が入ってしまってまして、うわー色々滞る進まない遊べないちくしょーと
大変嘆いていたのですが。

　お昼ごはんに入った魚屋さんでお刺身がぴちぴちてんこもりだったのと、寄り道したブック○フでずっと地道
に欲しかった本が手に入ったことで、あっさり機嫌が直ったのです。

　サンキュー研修！（笑）

　や、我ながら単純かつ現金だとは思いますが、ご機嫌になれる時はなっとけというのが基本姿勢なのです。
その方が楽だし周りも困らせんで良いことずくめじゃないか、と主張したい。例え安いやつめと言われても（笑）

　ところで私は探し物があってもよっぽどのことがない限りネット通販は利用しないのです。便利な時代になっ
たもので、大抵の物はこれで手に入るわ寝てても自宅まで届くわなのですが、今日みたいに実店舗をふらふら
してて、書棚の中に探し物がひっそり紛れてるのを見つけた時、くわっと目を見開くあの感触が堪らない。多分
この感触を愛する人は結構多いんじゃないかと思ってるんですが、いかがでしょうかそこんとこ（笑）

　しかし探してる物が割合マイナーなものなので、いつも大抵あれがないこれもないー、と言いながら実店舗を
ふらふらしているのです。だから今日みたいに思いがけず見つけた時は超快哉を叫び、がっしと掴んで帰って
来る。ああもう何度やってもこの感触は止められない。これを迎える可能性が消えるのもつまらないので、常に
ひとつは探し物が残っててくれとすら思ってるのです。何もかも手に入るのは嬉しいものですが、見つからない
のもまた楽し。遊び方は多い方が良い。

　ということで……機嫌が直ったところで諦めて課題やってきます。がくり。

7/12　せっかくなので同時収録の短編３本もちょっとご紹介、末尾に追記しています。誤字脱字も少し修正。
　　　　コメント返信いたしました。
7/22　新たにコメント返信いたしました。

　ところで何の本を見つけたかといいますと珍しく漫画であります。多分、知ってる人も少なければ、覚えてる人
はもっと少ない、そういう感じのマイナーさ。

　どんな話かと言いますと、バンパイアの父と人間の母から生まれたハーフの息子が二種族の血を引く事実に
苦悩する話、ではなく、人間社会に普通に住みながら緊迫感なくバンパイアライフを送る父親に慌てたり呆れ
たり突っ込んだり、時折ふっと苦笑したりする、そういう話であります。本当にこれだけ（笑）

　作品自体も短くて、最初は４コマ、そのうち短編、最後に読みきりで後日談が１話の全８話。単行本一冊分に
も満たなくて、同じ作者の短編３本と一緒に収録されて今回買った本になっています。強烈な展開もなければ
分量も少ない、そういう作品なんですが、これが妙に記憶に残っていまして。思うに、どうも私はファンタジーと
日常が入り混じってる話が好きみたいです。スレイヤーズもある意味そうだし、他に読んだものもそんな感じの
ものが多い。ある意味では、昔読んでたこの作品らがそういう嗜好を作ったのかもしれないなあと、本を手に取
りながらしみじみしております。

　ちなみに本の名は『平成バンパイアの逆襲』であります。


ここから７月１２日追記

　この本を見つけて嬉しかったのは、同時に短編が入ってたからというのもあるんです。１本は書下ろしなので
すが、他２本は雑誌で読んでてやっぱり覚えていたので、ここに収録されたか！と見つけて嬉しくなりました。
　ちなみにそれぞれこんな感じのお話が入ってます。

『お菓子な野郎』：お菓子作りを愛する高校生、大場がお菓子の存亡を賭けて戦う話。
　　　　　　　　　　　「俺の麺棒ですりつぶされる前にこの子にあやまれッ！！」は結構好きな啖呵です（笑）

『恋してなんぼ』：珍しくも少女漫画。舞台は仏教高校、恋の始まりは写経室（略しすぎ）

『ＣＨＯＫＯ・ビースト！！特別編』：短編というよりオマケの６ページ。同名作品の特別編、公園での一コマ。

　ああっ読んだことあるっ！と思われた方は同志です（笑）
　ということで盛りだくさんなこの一冊、お勧めです。お見かけの際は是非どうぞ。