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2024/11/23 (Sat)
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2009/09/27 (Sun)
 引き続き、後半。

 この回、前半で問題がひとつ解決して後半にそれが引きずられない分、前半と後半はほとんど別の回のよう
な感じがしますね。

  • タフォーラシアの目覚めを祝ってのささやかな宴。王を筆頭に国の人々は皆集まり、篝火の明りの中踊る・・・・・・あ、猫ヴェール帽メイドさんも起きた!(笑)つくづく不思議なデザインだなあ、あのメイドさん(笑)
  • その場にリナ達の姿はなく、ポコタもこちらと一緒にその様子を見守ってる。「この国を立て直すには、並大抵の苦労で済むまい」と言うゼルに、「今までの苦労に比べたら何てこと無いさ」と胸を叩くポコタ。この二人が平和的に喋ってる図ってこれが初めてですかねえ。10話のあれこれは、一緒に治療に当たってる間に有耶無耶の内にもう触れないってことになったっぽい。
  • 気付けばリナとガウリイの姿がない。残るはマーブル牛の姿焼きの完食跡のみ(笑)この頭にフォークぶっさされたマーブル牛のいやーんっていう表情がえらいとぼけた味わいでじわじわと笑えるんですが・・・・・・(笑)
  • その二人はやっぱり陰から祭りを見守ってたレゾの所へ。うんうん、ちゃんと二人で来てる。やっぱりこの二人が基本単位。これからややこしい話(荒事込み)をレゾとする以上、当然にガウリイも来るべきですよ。あー、リナ一人じゃなくて良かった何かやたらとほっとした(笑)
  • 「あーいう祝いの席って、なんか眩しいっていうか照れくさい感じがして苦手なのよね」「オレたちが主役じゃないしな」っていう二人の言葉に何だかじんわり。ここで脳天気にはしゃいだりしない辺りがすごくいいなあ。大事なところをわきまえてるって感じがする。やっぱりEVO-Rのリナは過去3作の時よりも大人になってる気がする。ガウリイは何だかようやく戻ってきたかという安堵が湧いた(苦笑)
  • 本当にタフォーラシアの人が助かったことを喜んでるの?というリナの問いに「無論だ」と即答するレゾ。それにリナは「たとえあんたがその一連の事件の元凶だったとしても?」と念押し。良かったようやくこの点が戻ってきた。思えばレゾは「私がやりました」と明言はしてないんですよね、この時点においても。ポコタはお礼を言うくらいだし最早敢えてその辺には触れないでいるみたいだけど、リナは完全に確信してるっぽい。そしてレゾ本人も全く否定しない。やっぱ黒だろうなこの爺は・・・・・・この点、全員目覚めたからそれで水に流すって態度じゃ納得のいかない点なので、改めてリナが念押しをしてくれたのは本当に良かった。
  • けど今聞きたいことは別のこと・・・・・・と言うところでパシリ魔族も再登場。その姿を見て、光の剣レプリカを持ち出すガウリイ。ポコタから借りといて正解って・・・・・・うわーうわーガウリイがまとも!まともっっ!(大喜び&どんだけこれまでの傷が深いんでしょうねこの人は
  • 「見極める」のが第一の使命だったというゼロス。整合性の取れないオゼルの行動に、明らかに何かの目的があって近づいたでしょ、とこれまでの疑問点を整理していくリナ。そのリナに向かって「一応の用心といいますか。僕にもできないことがありますから」と返すゼロス・・・・・・・モロに重破斬を指す言葉ですねえ。ほんと、OPで提示されてたとはいえ、ネタバレ色々目に入っていたとはいえ、見ながらこれでやっぱり重破斬行っちゃうんだなあと肩の力が抜けた気が。何だかんだ行ってギリギリまでそれ以外の手段(ギミック)を期待したかったんですが・・・・・・これでもう受け入れましたよ、ええ(溜息)
  • そして最大の疑問。「もう賢者の石によって魂の封印を解かれ、眼はもう見えるようになっている筈」「なのに何故、今もその眼は閉じているのか!」と、続けるリナ。
  • うーん・・・・・・何というか、その部分はもう語るまでもなく答えはひとつな訳で、でもゼロスは「中々確証を得られなかった」ということで、ここで開眼していきなりレゾへと攻撃を。
  • 周囲の石畳があっさり抉り取られたようになるようなゼロスの攻撃。でも涼しい顔で「私の力を甘く見るな」と構えるレゾ。「それは失礼。でも、その力は本当に貴方のものですか?」と返すゼロス。
  • 「その力は人間なんかが手にすべきものではありません」「まして、万が一にも神々の手に渡れば、この世界のパワーバランスは一気に書き換えられてしまう」。ゼロスの言ですが、何気に神魔のパワーバランスについて明言されたのにそれなりにびっくり。いや、魔王の欠片が倒されるわ最大の手下たる冥王がいなくなるわで魔族側には焦りがあって、実際そのために第二部では覇王が覇王なりに地道に頑張ってたようですが、こんな直接的な言葉で出たのが新鮮だった。私コレてっきり魔族は認めたら負けなのかと思ってた(笑)神側に劣る可能性があります、って言ったら魔族の存在的にそれが事実になってしまうんじゃないか、だからみんな割とぼかした言い方してたんじゃないだろうかと(笑)や、文章と台詞の違いなだけなんでしょうけど、思わずそんな要らん心配をしてしまった(笑)
  • 「この私は、神々なんてものを信用してはいないがな」と返すレゾ。当然だ。何しろ人間時代には一番最初に縋って何も起こらなかった相手で、現在は一番目の敵にされる相手だもんなあ。レゾの立場からするとそういうこと言われると、諦めてはいても相当むかっと来ると思うの、その台詞は。
  • ということで、「この力、その身で味わうがいい」とレゾからの二連反撃。
  • 「崩霊裂(ラティルト)」「烈閃牙条(ディスラッシュ)」。
  • すいません実はこの辺で抱腹絶倒状態となりました。
  • 「・」の存在が全く感じられない崩霊裂の発音が何故かまともにツボに入って・・・・・・!発動するのか、他のキャラと何だか一線を画してる感のある発音だけど発動するのねそれは・・・・・・っ!てか気合がこもってない!全っ然気合入れずにゼロスの相手してるわこのひとっ!そして相手されてるなゼロスっ!(ばんばん)←よく分からんツボ入った。
  • そして続く烈閃牙条に目を剥く。えーとえーと、これ、ミリーナが一回しか使ってない呪文のひとつですよね?他キャラが明確に使ってない&メディアミックスにも出てきてない呪文ですよね確か?ミリーナのレア魔法でこの2条件に当てはまるのは烈閃牙条と雷花滅撃吼のふたつだけだったと思うんです。音声でこの2呪文の発音を聞いた覚えがない。まさか最初に発音するのがレゾだなんて全く思ってなかったってか予想できんわそんなもんっ!(爆笑)うわああ本気で耳を疑った、こんな所で崩されたか全メディア1度きり使用魔法……!てか、崩霊裂の後に烈閃牙条って、ランクダウンしつつゼロスの相手してませんかこの爺は。何という嫌がらせ……!(笑)
  • そんなレゾに向かって連続特攻するものの全く効果なく、膝をつくゼロス。曰く「今の攻撃はどれ程優れていたとしても、ただの人間には防ぐことなど出来るはずもない、僕の全魔力を注ぎ込んだもの」って、全魔力注ぎ込んでたのかアレ・・・・・・(笑)つまりこれは気合入れすぎたせいで疲弊してるのねってか、それを言うとこのポーズは「頑張ったのに全っ然効いてない」ことに対してヘコんでるようにしか見えないんですが!(笑)←おい
  • 更には「心配は無用です。僕は、魔族なんですから」というゼロスの強がり声に返る「ふっ。小賢しい」というレゾの言葉・・・・・・獣神官鼻で笑われたー!(爆笑)。
  • 何かもう、このレゾVSゼロス、何処を取ってもゼロスが哀れに見えてくるという不思議な戦闘シーンだなあ・・・・・・初見の時はほんと訳の分からない笑いが溢れた・・・・・・今見返しても溢れた。どうしようもなく(こら)
  • その様子を見てリナは確信し、あの時の戦いを思い出す。そしてレゾ=シャブラニグドゥ戦の回想が・・・・・・前にもリナが銀髪状態で出た絵の少し前ですねって、わ-!あの時は後ろ姿だったからよく分からなかったけど、衣装がきっちり無印の時のものに!左右非対称ショルダー・ガードと細剣のリナが、重破斬ブレードがもう一度見られるとは思ってなかった。細かいなあ、流石にこういう所はきっちりして来ましたねEVO-R!これは拍手しますよ! 
  • リナは続ける。
  • 「あの時の戦いで滅んだはずのレゾは、魂を冥王の壺に封印された」
  • 「だけどそれと同時に。魔王シャブラニグドゥの魂まで、一緒に封印されていた」
  • 「何だって!?」←驚愕のガウリイ。
  • ここで再びもんどり打った……。
  • いや、えーと、すいません。マジで初見で突っ伏した……えと、それって今驚く所だったのか……?私、その時までずっとそれは完全に暗黙の了解の内で、それ以外にもうひとつ何か更にマズいことがあるんだと思ってた……orz
  • そう、そのことは今回の騒動の裏ではなく、てっきり表だと思ってた(真顔)
  • ほらだって、これまで何回も「レゾは魔王だった」って明言してたし、10話では壺レゾが過去の戦いを踏まえて話もしてたし、もうその危険性は込みで話してるもんだとばっかり思ってた……そうかー、今回の裏って魔王も一緒ってことだったのかー……何つーかとても素直な種明かしだ……壺があんなにややこしかった割には結論はシンプルだったんだなあ……いや、うん、成程。「裏」という言葉の含みに騙された私の負けだと思いますはっはっは(ヤケ笑い)
  • 「なんであんたがこんな回りくどい真似をしてるかって考えたら、行き着いただけよ」
  • 「レゾと一戦やらかすつもりなのかと思ってたら、そんなもんがバックにいたのかよ」
  • いやだからそれは最初からとても明確だった気が(略)
  • ↑という疑問を解くかのようにリナは語る「他に方法も見つからなかったからね」「もし壺を壊しても、それこそそのまんま魔王が復活する可能性がある」。ゼロスも重ねる「壺を隠したって、壺の封印が弱まれば同じこと」。うん成程。なので必要以上に破壊は急げなかったと。そして、リナはどこかレゾを信用していた、同じ失敗を繰り返すことはないと。
  • この辺りのフォローでいくばくか安心しましたねー……流れを見て、それに敢えて乗ってたんだと言うことで。流石に最初から全く考えてなかったって言われたら、火ぃ吐いてますよ私(苦笑)スレイヤーズ本編エピソードの礎、レゾ=シャブラニグドゥ戦。その当事者がその影響や危険性を全く懸念してなかったって展開だったら、いくら何でも無理がありすぎるでしょう。そりゃもう無印ザナッファー戦がREVOで華麗にスルーされたのなんか比べものにならない無茶さだと思うんですよ……良かった(遠い目)
  • そしてレゾは語る「安心するが良い、魔王の魂はまだ目覚めてはいない」そして内心で「あの戦いで魔王の魂も傷ついていた。それが癒えるまで奴は深く闇に眠っている」と。つまり、部下Sが昏睡状態なのをいいことに、レゾはそこからこっそり力を引っ張ってきてそれでゼロスをいじめ倒したと(おい)てことは、レゾが起きろーと一声掛けたら目覚め状態で止まってるってことっぽい。
  • そのレゾにリナは問う。「何が目的?色んなものを犠牲にして何を望むというの!?」と。
  • この問いへの答えはただひとつ。「光」。
  • レゾは何処まで行こうと一度滅びようとレゾですね。行動原理はひたすら「眼」と「世の中が見てみたい。そして、これ以外の理由はこのひとには本当に不要な気がする。レゾの理由はこれだけでいい。
  • 「魔王の波動はそれに近づく人々を蝕み」と言われても、ここで例示されたジョコンダ・デュクリス・ズーマと違って、レゾは一方的に蝕まれたって感じはしないんですよねえ。むしろ、そのシンプルで揺らぎのないエゴが魔王を起こしたイメージがある。むしろ、魔王の一片って何らかのきっかけがなければひたすら眠ってるようですしね。それが起きてからは蝕まれていったにせよ、 やっぱり、レゾはレゾという人格であったから魔王を起こすことに繋がった、そういう感じがする。
  • ここで駆けつけてくるゼルにアメリアにポコタ。ポコタは第一声が「レゾをどうするつもりだ」ということで、やはりレゾをどうこうしようっていう気は無いらしい。
  • けどリナは最早あっさり返す「ことによったら魔王シャブラニグドゥの復活が見られるかもしれないんだから」「何だと!?」……うん今日もナイスリアクションだ、ゼル。しかしだからあの戦いの数少ない当事者にしてレゾと因縁ありまくりのあんたが何でその可能性について今頃驚いてるんだむしろ貴様はこのパーティ一疑いまくれと(以下略
  • 「レゾと同時に魔王の復活まで助けちゃった」とさらっと言い切るリナに、ポコタはレゾに問う。「おれたちを騙してたのか」と。や、騙してない騙してない。レゾは魔王関係のことはポコタに何も言ってない、黙秘は詐欺とは別物だ(苦笑)でもって5話以来「レゾには魔王が入ってました」って情報はリナ達からちゃんと出されてたからねポコタ。だからあの時から気にしとけと言ったろうに(笑)
  • ポコタにとってのタフォーラシアのように、レゾにとってもたったひとつの望みがある。そしてそれは「誰しも己の魂の望むものには抗えぬ。たとえそれが、世界を滅ぼすことになろうとも」というものだと。Front breaking2番のあのサビにして、NEXT25話のリナの心境ですね。結局、スレイヤーズ世界ではそういう時の意志が一番強い。それが何を引き起こすかは関係なく、そういう風にできている。
  • そして言うべきことを全て告げ終わったレゾから再びオーラが立ちのぼってレゾ本来の姿がそこに浮かぶ。
  • ところでもんどり打ってからここまでの暫しの時間、流れていた音楽は再びの『金色の魔王』……いやだから、「魔王」が付いてりゃOKってことはないですから!「赤」と「金色」の間には越えられない壁も飛び越せない溝も存在してるから……っ!てかもう何をどれ程言ってもやっちゃった事実に変わりはないんですよねえEVO-R……もういいよこのことは忘れるから……今はただ、うっかりL様の音楽を二度も被せられてしまった部下Sとレゾが滅んで還ってからL様にすりおろされたりしないかと心配です。彼らの冥福を祈る。
  • そしてこの瞬間、音楽が『ダークスター』に切り替わったことに更に突っ伏した。何かもう魔王的なバックグラウンドがあれば見境無いなー本当に……てか、本気で復活!の瞬間に流れるのが別魔王のテーマなんて流石に部下Sが哀れだっていうか、L様→ダークスターへの変化って、格がどかーんと下がるんですが展開的にもそれは印象面からマズいよーな気がするんですけどね-あははー(目が虚ろ)
  • 現れるレゾの瞳。そういえば、無印でもこういう風に一度、瞳が現れましたよね。再びこんな形で見ることになるとはマジで思ってなかったなあ……原作ではレゾに光が見えてたのかどうか今ひとつ分からないんですが、アニメでは二度叶ったんですね……変な話だが、その後に他人への大迷惑と自分の破滅しかないことを思いっきり理解していながらも、アニメのこのひとは宿願を一応自分の手で掴みとったんだよなあ。その意志力だけはほんと感嘆に値します、レゾというひと。
  • リナ達の姿や、満月を目に映して吐き出される感嘆の声。「やはり、この世界は素晴らしい!」
  • このひとは、本当にこの時のためだけに足掻いてきたんだよなあ。そう思わせる声が素晴らしいです。
  • 「そして、もう一度見ておきたかった」「私が見た光とは」
  • リナに真っ直ぐ歩み寄り、じっと見つめるレゾ。レゾにとっての光=希望?は色んな要素があったとはいえ、一度は自分を超えてみせたリナだった、と、いうことのようですね。そうしてリナを見つめる表情は穏やかで、リナは慌てたような戸惑ったような顔をして。レゾの期待が自分にかかっていることを思い知らされるんだろうなあ、この時のリナからすると。一方的にレゾの期待と命運を握らされるようなものですからね。かって敵対したひとから信頼されてる、と言えれば美しいんですが、どこまでもレゾの一方的なエゴの押しつけなんですよねこのシーン。どこまでもレゾはレゾだなあ……本当に。
  • そして、最後にレゾの声が響く。
  • 「さあ、私を滅ぼしなさい。あの時のように!」
 
 何というか、この回……EVO-R最終巻のカオスをしょって立つ回だったなあと……てか、個人的には本当
に、音楽で転倒し、戦闘シーンで何故かツボを突かれ、最後にはあまりにあっけない結論に虚脱するという、
どーしよーもない状態になってましたねえ……最終巻はカオス、って呟いたのってほとんどこの回のせいでし
たもん。だって、後はもうクライマックスを残すだけになってしまったんですから、その他のものは全てこの回に
凝縮された訳で。いやあ本当、濃い後半ではありました……カオスがね、てか見ている私の脳内がね。凄まじ
かったですよまったくもう orz

 さあ、これで後は13話にして最終話を残すのみ。色々あったけれども、R-EVO-Rとは泣いても笑っても
あと少しのお付き合いです。随分時間が経ってしまったけれど、未だに何を言いたいのか全く纏まっていないけ
れど、最後まで必ず追いかける。また時間はかかるだろうけれど、これだけはやりたい。だからやります。

 あと少し、いま暫し、EVOLUTION-Rを追いかけます。

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