声は脳裏を駆け巡る

　下の記事を書いた直後からＮ＞ＥＸ．の３巻がものすごく聞きたくなってます。そういやあの呪文ってろいやる
２より先にここで聞いたことあったよなあと思い出した瞬間から、根性なしの声が脳裏を延々と駆け巡る。この
どーしよーもない状況を何とかしたい。てことで、せめてここで喋ってすっきりしましょう。そういう話です。

　Ｎ＞ＥＸ．は１巻と４巻だけ中古屋さんで発掘して現在手元に持ってるんですが、２巻と３巻は実店舗に出物
がなくて入手してません。なので例によって記憶オンリーで喋ります。よりにもよって記憶の中でも一番当てに
してない耳記憶を頼りにして。うわあ我ながらどんだけあやふやな話を始めようとしてるんだ（笑）

　けどいきなり耳に上ってきたんですよねー、このＮ＞ＥＸ．３巻『愛しの根性なし』のガードナーって、虚霊障界
（グームエオン）唱えてましたよね確か。ＣＤの中盤頃、リナとの決闘の中で。これが間違ってなかったならば、
虚霊障界のメディアミックス初登場ってここになるんでしょうか。合ってたとしたら、ほんとまた意外なところで
使われてますねえこの呪文。使用者はズーマにルークとミリーナにナーガに根性なしになるのか……何ちゅう
取り合わせなんですか、これ。てんでばらばらにも程がある（笑）

　この決闘、防御呪文の見本市のような美味しい状況になってたなあという憶えがあります。で、その記憶を元
に該当シーンの脳内再生を試みたら、頭の中がやたら大変なことになりました（笑）ええと、確か唱えてたのは
炎裂壁（バルス・ウォール）→空断壁（エア・ヴァルム）→虚霊障界（グームエオン）の順だったっけ？いや順序
がこの逆か？や、ちょっと待てひょっとして実は４番目に霊光壁（ヴァス・グルード）も入ってなかったっけ？うわ
ああもう何がなんだかうがー！と、頭を抱えたという。まさか脳内がガードナーの声で埋め尽くされる日が来よう
とは思わなんだ……（笑）てか、本当に何をやってるんだろうか私の脳は orz

　で、そうやってて気付いたんですが、私この巻は意外と憶えてたんだなあと。何かですね、色々はっきり台詞
が思い出せたんですよ。「恵んで差し上げる」だの「未遂も立派な犯罪だ！」だの、「きっと来ないと信じてました
わ！」だの、そりゃもう色々（笑）つか恐ろしいことに殆どリナ達の台詞じゃなく、エレミーとガードナーのだった。
そしてこういう色々非常にどーしよーもない台詞が頭の中を一通り駆け巡ったとき、ほんとに今更思い知った。
濃いよ、あんたらキャラ濃いよ！（笑）この話、初聞きの当時は結構サラッと聞き逃したと思ってたんですが、実
は結構強烈なインパクトを植え付けられてたよーです……１０年の時を超えて思い知ってしまった……てか、
本気で耳に染みついてると思う、このハイレベルな再生具合だと（笑）そうかー、こんなに濃いキャラだったのか
この２人……音声オンリーで思い返して初めてよーく分かったよ。分からなくても良かったよ！もー！（笑）

　ところでこんだけ３巻を憶えてるなら、２巻の『りべんじゃあ』はどうだろうと思って試みてみたんですが、こっち
は全くダメでした。いやマジで、キャニーの声も千の偽名の声も浮かんでこない。それだけじゃなくてリナ達の
台詞も全然浮かんでこない。そうなると今度は悔しくなってきて、せめて一言ぐらい何か思い出したいと思って
首を捻りました。そしたらようやっとひとつだけ思い出しました。

　それが何かというと、ガウリイの「リナの髪は栗色だよな」の一言、ほんとに唐突にこれだけが（そこか）

　思うに、ガウリイの口から「リナの髪」っていう単語が出たことにインパクトがあったんでしょうねえ。それだけ
で何かツボに来るものがあったらしい（←変な人です。放っておいてあげましょう。）てか、思えばこの男、数え
切れないほどリナの髪撫でてるのに、全然その感触について感想を述べたことがない気がしますそう言えば。
二次だとしょっちゅうこの髪撫でに対する愛が言及されてるので、原作とかアニメで一回くらいは何か言って
たような気がしてたんですが、考えたら多分ない。んもう、一回くらい感想を述べてくれ。その髪は猫っ毛なの
かそれともしなやかでコシが強いのか、ものっそい気になる所なんだ個人的に（笑）

　あと、アニメのあの赤味の強い色合いでも「栗色」って認識になってるのねと思ったのも強かったんでしょう
ね、多分。あの色を何色と表現すればいいのか結構迷う所ですから。ＴＲＹでの色調なんて、もうあれは「リナ
の髪色」としか表現できない気がする（笑）でもこれで「栗色」で良いんだーと思ったような気がする思い出した。
しかし、どんな理由があるにしろ、もうちょっと本筋にかかる所を思い出すべきだと思う。まったくもー……

　てことで、こんな感じでこのふたつを思い返してみて、今更ながらに思い知りました。やっぱり文字と音声だと
記憶が全然違いますねー。これやってから元ネタのそれぞれのＳＰ話を思い返してみたんですが、むしろ文字
で読んだ方は私、『りべんじゃあ』の方がずっと正確に憶えてたんですよ。『愛しの根性なし』の方はかなりいい
加減でした。なのに音声だと全く逆で、根性なしの方が圧倒的でりべんじゃあの方は掠りもしてない（笑）

　やっぱり文字だと、前後の文も一緒に見えますから、全体をいっしょくたにして憶えてしまうんでしょうね。結
果、各台詞のインパクトが希釈されてしまって、何かあってもそこだけ独立させて憶えにくい様な気がします。
逆に音声は一発勝負なので、インパクトさえ強ければそれぞれ独立して耳に印象が染みつくんじゃないかなあ
と、そんなことを思いました。うん、あのいじめっこと根性なしの台詞はほんとまさに耳に染みついているとしか
言えん（ぬるめの笑み）

　うんこうして頭の中の駆け巡りを書き出してみたらだいぶすっきりしました（笑）さて、当初のとっかかりは３巻
で虚霊障界が唱えられてたよなーということだった訳でして、これで記憶違いだったら流石にアホすぎる。てこ
とで、頑張って中古発掘していつか確認しようと思います。Ｎ＞ＥＸ．の普及度ならその内どっかで出会える筈
だ、大丈夫。ついでに全く憶えてない２巻も探して聞き直そう。てか、そっちの優先度を上げるべきだ（笑）