新装版、せれくと、もうすぐ発売ファルシェス単行本などなど、スレイヤーズ関連発行物が
続々と発売されるのが嬉しい今日この頃。
その中で、一番待ち望んでるものが「りーでぃんぐ」。魔道大全とあり、スレの魔法解説本だと
いうことですが「えんさいくろぺでぃあ」の後継的な本ということで、半島地図等も載るらしいと
噂に聞きます。地図はほんと是非載せて欲しいですね、「えんさいくろぺでぃあ」の地図はなんか
色々と納得できないんですよ、竜たちの峰があんな位置にあるのはどう考えても変だ(苦笑)
あと「えんさいくろぺでぃあ」は本編12巻の内容までしか入ってないので、残る3巻分の情報が
やっと補完されるのか、と。キャラ解説で「メンフィス」が「メフィ」と愛称しか載ってないとか、
結構中途半端に情報が切れてるもんなあ「えんさい」(笑)
最初は10月発売という話で、それから発売延期になり発売日未定になり、年明けにもなりそうですが、
いずれにせよ期待して待ってます。
で、「りーでぃんぐ」に期待というか載ってると喜ぶものがひとつありまして。
……年表も載ってると嬉しいんですが……orz
(以下、長いので設定好き隙間好きの方のみどうぞ)
……というのも私、長編「瞳」を書き始めるとき、というか単なる趣味で本編年表を作成して、
それに沿って「瞳」1話で「ゼルガディスが仲間と旅をしていた頃から既に二年」と書いたんですが
改めて本編の時間に関する記述を拾い治したら、どう考えても整合性合わないことに気付きました……
なので問題箇所はこのたび「二年」を「一年」に修正しました。
……痛い。心が超痛い。まさかこんなところを修正する羽目になろうとは。
この自家年表、大雑把に言うと、本編1巻から8巻の間(第1部)の時間が1年足らず、そこから
本編15巻終了まで(第2部)の時間が2年くらい、計3年くらいという感じでした。
けれど色々照らし合わせると、第1部終了までが1年足らず、そこから第2部終了時まで1年以上、
15巻全部で計2年と少しというのが正しいようです……
何故そう思ったかを以下につらつらと。原作の記述はそのまま引用ではなく要約して表記します。
まず第1部。3巻のサイラーグ壊滅時期の表現はこんな風に記述あり。
・「レゾとの戦いから約二ヶ月後」(3巻)
・「8巻のついしばらく前」「壊滅からまだ半年ほど」(8巻)
なので、第1部の時間は2ヶ月+半年で8ヶ月くらい、1年には満たないと読めます。
ただしここで問題が出る箇所がひとつ。竜たちの峰でのリナの回想で
・「一年とすこし前、魔王の二つ目の封印が解かれるさまを見た」(7巻)
と出てくるんですね。これが、どう考えてもおかしい。7巻の時点で1年「以上」経っているのなら
大雑把に言ってサイラーグ壊滅~7巻までの間に1年ほどの時間が流れていることになりますが、
上ではサイラーグ壊滅~8巻は半年ほど。倍ぐらい違うので、どちらかの説を採らないといけません。
で、ここでは半年説を採用。なぜなら第1部のリナ達は路銀稼いでる暇もない(6巻)ていうことで
基本最短ルートで動いてるらしいので、3巻~7巻の間、移動に時間をかけてるとは思えないんですね。
そして、結構な長距離を移動する際に当たって出た記述がこれ。
・「竜たちの峰の近くの村からサイラーグまで最短ルートで約20日」(8巻)
ここで詳しくは述べませんが、竜たちの峰~サイラーグ間を約20日で歩けるのなら、セイルーン~
竜たちの峰間も直線距離だけならそんなに変わらないように見えるんですよ。最初に言ったとおり、
「えんさい」での竜たちの峰の位置はおかしくて、ディルス王国領の西端くらいにあるんですが
7巻の記述からすると、実際はディルス王国領の東端にあるガイリア・シティの真上ぐらいにある筈です。
そうなると、サイラーグおよびセイルーンからの距離は地図上では同じ位に見える。3~4巻の移動時間、
5、6巻のエピソードにかかる時間を考えても、1年も過ぎていると考えるより、半年の方が妥当な気が。
よって、ここでは7巻の回想は一旦無視しています。
……まあ、「えんさい」のセイルーン・シティの位置が正しければの話なんですが(笑)
さて、第2部になると、今度は時間の経過が図れる記述はこんな感じ。
・「サイラーグは二年くらい前に原因不明の壊滅」(11巻)
・「一年位前にガイリア・シティで原因不明の大火事」(12巻)
・「二年ほど前に魔王を倒した」(13巻)
・「二年ほど前にサイラーグはグレたニセ賢者のせいで壊滅」(15巻)
「二年とすこし前、魔王の欠片の一つが目覚めた」(15巻)
12巻の記述では、7巻~12巻の間に約1年、その直後のエピソード13巻の記述で魔王復活から
約2年ということで、3~7巻のエピソード間に1年経っている説の方が自然ではあるんですが、ここは
それぞれの認識に2~3ヶ月の前後が重なってるということで無理やり説明を付けましょう。「11ヶ月」
でも「13ヶ月」でも約1年と表現するように、7~12巻の間はゆうに1年以上経ってるけど単に1年
と言っているということで。
とりあえず1巻~13巻で約2年、1~15巻で2年以上、というので全体の時間に齟齬はないようです。
自家年表で間違いを起こした原因が、この最後の15巻の記述だけ拾い飛ばしてたことにあります……
これを飛ばさなければ全体の時間は一発だったというのに……埋まってしまいたい。
えーと、最初にどうして全体の時間が3年くらい、と考えたかといいますと、この根拠が「季節」なんですね。
2巻でリナが「昼は暖かすぎるくらいなのに夜になれば肌寒い」とはっきり言ってるので、2巻とその直前1巻
本編スタートの季節は秋なんだろうと。で、15巻最後のガウリイの「今ちょうどブドウの季節」という、あの
最高のややこしい台詞(笑)から、この時点の季節もやっぱり秋なのかな、と。で、何故か私13巻終了時点で
2年経過していて、しばらく間が開いて14、15巻のエピソードが発生、となると15巻終了時は3度目の
秋で、全体の時間は3年くらいじゃないかと思い込んでたんです……けど15巻の記述と、13巻からしばらく
間が開いてる、っていう記述が全く無いことから、14、15巻のエピソードは13巻からそんなに間が開いて
ないみたいですね……ほんと、なんで1年多めに見てたのか。
……多分原因は13巻~14巻の間がガウリナ的に美味しい時期だと思い込んでるせいだろうな、きっと……
この期間が長いと楽しいなという(駄目すぎる)orz
しかしそれでも第1部の時間はほんと半年なんだか1年以上なんだかややこしくて、「りーでぃんぐ」で
整理されて出てくると嬉しいなと思う訳です。いや、こういうところがぎっちり書かれてなくて、ある程度
想像の余地が残ってるところがスレの魅力の一つなんですが、これだけはほんとややこしいんだ(笑)
うむ、こういうどうでもいいだろーとしか言いようのないことを考え始めると楽しくて他のことが出来ない(笑)
そもそもこの自家年表と本編見返したのも、長編「瞳」とお題「珍獣」の続きを書こうとしてたからなんですが、
こっちで悶々とし始めたら筆が止まった(そのせいだけではないですが)
「りーでぃんぐ」発売で色々データが提示されたら、またどーでもいいことをつらつら考えるネタができそうで
楽しみです。データ本は設定好き隙間好きにはほんとたまらんので。発売延長しても全然構わないので、
ぜひとも濃い内容であることを期待しています(笑)