ちょっと前にツイッター上で話題に上ったことがあったんですが、烈閃槍(エルメキア・ランス)と冥魔槍(ヘルブラスト)って似てますよね。
両方とも「槍」のごとき形状の攻撃を対象に向かって撃ち出す呪文。そして共に、精神世界面から攻撃エネルギーを調達してくるが故に、人間や魔族やアンデッドにも効く万能さを持つらしい。
となると、アレ?この2呪文の差って特にないんじゃあ?烈閃槍は精霊・精神/攻撃、冥魔槍は黒/攻撃とえんさいくろぺでぃあは分類してはいるけれど、実は何だか人間がイメージ的に精霊魔法と黒魔法に分けてるだけで、実質は両方とも精霊魔法だったりするのでは?
と、首をかしげる流れの時に、おひとりが実際にえんさいの魔法頁をめくって下さいました。そこでの記述を要約すると『烈閃槍が作用するのは精神力』、『冥魔槍が作用するのは活力』となってまして、あーやはりこの2呪文は別物ですね、と納得したところではたと疑問が。
精神力と活力ってどう違う?
ということで、疑問が沸いたからには想像と捏造を書き出し並べてまとめましょう。毎度のことながら、このノリに付いて行っても良いぜと思われる方は以下へどうぞ(笑)
で、まあいきなり結論に飛ぶ訳なんですが(待て)
スレイヤーズ世界の生き物は以下の3種の全て、もしくは一部を持ってるのではないかと想定します。
・HP(ヒットポイント) =体力 =肉体あるいは物質そのもの
・LP(ライフポイント) =活力 =生き物の元気や生命力そのもの
・MP(マジックポイント)=精神力=気合いや心といった思考そのもの
書いてる人がゲーム脳につきHPだのLPだのMPだのといった表現にて続けます。や、だって、下手に体力とか活力とか精神力とか書くよりこっちの方がよっぽど分かりやすかろうと思いますもの(笑)ゲームにより浸透している共通概念万歳。てことで以下もゲーム的表現にて参ります。
さて、リナ達人間やミルさん達竜族などの物質世界面に依存している生き物たちはHP・LP・MPの3種を全て持ってるのだとしてみましょう。だから火炎球(ファイアー・ボール)のような純粋な精霊魔法/物質の呪文はHPを削り、烈閃槍(エルメキア・ランス)のような純粋な精霊魔法/精神はMPを削る。そして冥魔槍(ヘルブラスト)のような『活力に作用する』黒魔法はLPを削るのではないかと。
反面、魔族のような精神世界面のみに依存している生き物にはHPが無くて、LPとMPだけを強大に持つ状態なんじゃないですかねえ。そして、物質世界面の生き物も精神世界面の生き物も、両方ともそれぞれの持つHP・LP・MPのどれかひとつでもが0になると戦闘不能になるかもしくは滅ぶ、そうした仕組みになっている。と、勝手に想定します。スレ世界の生き物が元気に動くに当たって必要な力をこの3種に分けると、割と無理なく納得が行く気がします(私が)
当初、烈閃槍と冥魔槍の違いって特に無いんじゃあ?と私が混同した原因はここに有ったんだろうなあと。私、当初は生き物の持ち分をHPとMPだけに分けて、人間その他=HPとMP、魔族=MPのみ、と捉えてた訳なんですよ。で、烈閃槍が作用する「精神力」も冥魔槍が作用する「活力」もどっちもMPだと思ってたんですね。目に見えないものは全部MPに放り込んでた訳です(笑)でも精神力と活力がそもそも別物だとしたら、烈閃槍も冥魔槍はそれぞれの対象にきちんと作用してるだけな訳で、何の疑問も起こる隙がないのでした。エネルギーの調達先も、それが向かう先もきちんと別々なふたつの呪文。うん、とても別物です。似てるけどそれだけであってちゃんとした別物です。解決しました(笑)
ところでこの想定で行くと、以前に首を捻ってた「烈閃槍で植物は枯れるかどうか」も解決するような気がしてきました。思うに、植物は人間その他や魔族とはまた別で、HPとLPだけを持っているんじゃないですかねえ。幹や葉や根で構成される物質本体=HPと生命力=LPのみで、気合いや思考=MPを持っていない状態。だとしたらMPのみに作用する烈閃槍は効果を表さないので枯れない……と、そんな感じに考えられます。これまた以前はMPに色々放り込んでいたもので、植物もMPを持ってる→烈閃槍は効くと思っていたんですが、今度は反対の結果となりました。ころころ変わりますすみません( ̄▽ ̄;) まあでも、植物にMPが0でなくて微量でもMPを持ってたらきっと効きますよね?ほら、植物って水や光を求めて有利な方に行こうと頑張るじゃないですか。あの成長をするときの気合いをMPと考えれば効きます無理はありません!(落ち着け)
これまた前にも言いましたが、この理屈だとSP登場の樹怪(トレント)達には烈閃槍はしっかり効きますね。だって彼らったら思いっきり思考してますもん。気合いも心も十分に持ってすもの(笑)これで烈閃槍が狙うMPを持ってないとか言ったら嘘でしょう。少なくとも私は認めません。認められるもんですか(笑)
ということで、改めて今回の結論をまとめると。
・烈閃槍と冥魔槍はきっちり別物と見なすべし
・スレイヤーズ世界の生き物を思う時、体力と精神力の他に活力も忘れず思い起こすべし
・植物に烈閃槍を撃っても抜本的効果は無いものと思うべし
以上、本日の疑問の想像捏造そのまとめでした(礼)
……ところで上記の枠に収めようとしても収まりきらない奴らがいるんですが……SP21巻の目玉栗叫び芋どもが(遠い目)ううん、アレ、植物なんだか生き物なんだか、ほんとに何なんですかねえ。生きてるといえばこの上なく元気に生きてやがりますし、かといって生き物と認めるには我々のプライドが何かを許してくれませんし、かといってアレをお芋さんや栗と認めるのはもっとヤな感じだという。ほら、本文中でリナが火炎呪文ばかりで、生き物を根本的に殲滅できるであろう精神魔法や黒魔法を使わなかったのは、きっとあれを生き物とは認めんという無意識の現れだったのではないでしょうか。そう思っていたいものです(旅立つ目)
永遠と収拾がつかぬ為、これを考えるのはやめましょう。あれはもう実験ナンバー六六六という物体……そう、物体ということで心の処理をすればいいんです。あくまでも物体ということに致しましょう。私時々うっかり生き物扱いしそうになりますがあくまでも認めてませんので!そこんとこよろしくお願いします!(笑)
魔法に始まり叫び芋に終わる。いつもながらにカオスな記事にて失礼を。